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★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
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2 0 2 5 年(草巳)○08月 木申 // 移 動 祝 祭 日 |
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■08月分一覧 (2025年○目次) |
大竹昭子○間取りと妄想とありえない雨乞い(2025_0801) |
坪井聖○なでしこの記憶と仕組まれたありえない魔力(2025_0810) |
藍銅ツバメ○鯉姫婚姻譚の矛盾だらけの美学(2025_0812) |
榎本憲男○エアー3.0の次にいたる世界(2025_0815) |
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■2025年08月01日(金)海寅 |
大竹昭子○間取りと妄想とありえない雨乞い |
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○79年(畑未)のDNA「石」年より、81年(宝酉)の主導DNA「調」年まで ニューヨークに滞在し、写真と執筆活動を開始。 ノンフィクション、エッセイ、小説、写真評論、 インタビュアーなど幅広い分野で執筆活動。 07年(灯亥)のDNA「玉」の守護神年から、 トークと朗読の会「カタリココ」の活動開始。 08年(山子)のDNA「貫」の納音天冲殺年に、 短編小説「随時見学可」で第34回川端康成文学賞候補。 11年(宝卯)の主導DNA「調」年の東日本大震災後、 詩人や作家にことばをもちより朗読してもらう「ことばのポトラック」を始める。 年支「寅」と日支「午」のからむ大半会三合会局年だった 18年度(山戌)には第28回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞選考委員を務め 「東京凹凸散歩」「迷走写真館へようこそ」「出来事と写真」 ほかの著書があり、随想・対談シリーズ「カタリココ文庫」を運営する、 大竹昭子(50-0920(山午)が、WEBマガジン「あき地」に連載をして、 17年(灯酉)のDNA「玉」の守護神年に上梓した 『間取りと妄想』を05月18日(灯亥)の守護神日に文庫化し刊行した。 家を建てるなんて、余程の酔狂な人でない限り、 生涯一度あるかないかなので、妄想するしかない。 そもそも人一人が生きて行くのに、広大な空間や、 化けもの小屋なり迷路を駆使した装置は無用の長物なので、 ありえない妄想だからこそ、本書が成立するのかもしれない。 そして資産価値を考えたり、同居する人の意見を考慮してしまえば、 無難にならざるをえず冴えない光景しか浮かばない。 「船の舳先にいるような」「隣人」「四角い窓はない」「仕込み部屋」 「ふたごの家」「カウンターは偉大」「どちらのドアが先」「浴室と柿の木」 「巻貝」「家のなかに町がある」「カメラのように」「月を吸う」「夢に見ました」 の全13篇には全て不動産業者が何度もコピーを繰り返したような 簡易的な地図が添えられているが、それとて気休めにすぎず、 どこか無国籍で生活感のない場所を精一杯想像するようなもので、 微妙でちぐはぐな二重生活や錯覚、欲望と秘密に惑わされてはいけないが、 これだけあれば、ひとつくくらいは気に入る間取りが見つかるかもしれない。 東京都内に誕生。東京都中野区東中野育ちで、 上智大学文学部社会学科を卒業し、 現在は東京都新宿区四谷近辺を根城に活動していると思われる大竹は、 DNA「調」主導で、他者が真似できぬような独創的で権威的。 むろん才能も「調」で、孤独で行い激しい批判力あり。 「調+龍」は、不満を向上心に変換させる。 「調+石」は、極めつけの自尊心も地位に固執せず。 「調+鳳」は、ざっくりなれど曖昧。 「調+牽」は、抑えめの品格と大胆な切り口。 「山+調+酉月」は、霊力のような直観。 「寅」年生まれ「山午」は、どん底からの上昇。 生き方を表す伴星は「牽」で、なにかと形づけ、見えない物を見えるようにする。 物事の始めの洩星は「牽」で、権威の引き立て。 締めにあたる導星は「調」で、口うるさい姿勢。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の岩石むきだしながら、 そこには草木が僅かはびこり、花が一瞬咲きほこったかと思えば、 光輝く名所旧跡の案内板にも変貌する表層的変化の多い山だが、 総エネルギー189点は存外身軽であちこち飛び回る土塊。 山が動くわけのないのに動いてしまう矛盾を 土性68点の身強にさえ見える子丑天冲殺らしさが支える。 闘争本能の木性と伝達本能の金性は38点、 習得本能の守護神火性は45点とそれなりも 水性ゼロ(DNA禄/司なし)は、潤いなしで愛想なし。 感謝奉仕なしだから、渇いた土壌で、配偶者成分皆無。 それを前提にすれば、水はよくでてくるし、そのわりにあっさりしている。 年干支の「鉄寅」は、良妻にも悪女にもなりうる妙な魅惑で、変貌自在。 地図なり間取り図にように、いくらでも修正可能。 月干支の「草酉」は、あらかじめこさえられた盆栽のようなもので、 一本気すぎて柔軟性無く、異性の裏切りを誘うなり、ズレがでる。 そして日干支の「山午」は、なんでもありなんでも呑み込む帝王だが、 諦めも早いので、次から次へと興味対象を変化させることも難なし。 干支番号構成は、27-22-55で南方2点に北方1点の鋭角領域。 なんでもいけるようで、実は狭い了見は癒合しづらい。 後天運は、初旬「4歳木申」は、DNA「車」で落ち着きない闘争心。 「山」なのに辛抱出来ないのは、ここが原点。 年干支「鉄寅」の天剋地冲もあるので、親が犠牲になるなどありそうだが、 社会に出てから一定の破壊条件を伴えば後天成功運型。 2旬「14歳雨未」は、宿命に存在しないDNA「司」の干合支合。 ありえない異性の影響を淀みなく濃厚に受けたが、より身強が加速。 3旬「24歳海午」は、DNA「禄」の同じく宿命に存在しない水性の欲得。 攻撃力破壊力もパワーアップして勘違いもあるが渡米。 4旬「34歳宝巳」は、主導DNA「調」の反撃と自己確立。 他者とは異なる方向は確立された。 5旬「44歳鉄辰」は、DNA「鳳」の表現力強化と進み行く方向の変化。 干合変化後の月干は「宝」なので、使い勝手の良い主導DNA方向で、 かえって激変にはならずか。 6旬「54歳畑卯」は、DNA「石」の月干支天剋地冲で立場が変わる。 仲間作りなので「ことばのポトラック」であり、また小説の世界へ踏みだす。 7旬「64歳山辰」は、DNA「貫」の独立独歩。「カタリココ文庫」の運営。 現在の8旬「74歳灯丑」は、DNA「玉」の守護神ながら害毒の10年運天冲殺。 ありがた迷惑なのに、それに収まらず自然に飛翔。 前半は気分良く、この刊行も含め世界は拡がるが、後半は体調不安に注意したい。 大竹は「写真はある光景を「瞬間冷凍」したものです。 ワークショップではみなさんから提出していただいた写真をスクリーン上映し、 それを見ながら「解凍」します。おもしろい写真、待ってます!」という試みを 全国に展開して出前しているようだが、たしかにその論評ばかりか、 写真は小説を圧倒するだけの、おかしくもある鋭い切り口。 そこだけみたら異様な存在でフットワークの軽さには頭が下がるが、 動かぬ「山」が動くのだから劣化も心配(そもそも海外の箔付けは論外)。 本来は、一箇所に拠点をもうけ、そこに人々を集めるのが本則。 街歩きはスリルもイッパイ幻惑もありだが、水性ゼロは無限大の引力本能であり、 異性なんぞより、もっと面白いものを引き寄せる。 ありえないんだから、この世のものではない。 集中豪雨なのか線上降雨帯みたいなもので、 干ばつには雨乞いが必須で、そこらの一工夫を優しく無限大にやってほしい〜☆ |
■2025年8月10日(日)宝亥 |
坪井聖○なでしこの記憶と仕組まれたありえない魔力 |
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○大手町でサラリーマンをしながら、 知人の勧めで、読書も殆どした経験がないのにもかかわらず、 22年(海寅)のDNA「鳳」の守護神半会年に、「きら星きらり」で児童書デビュー。 25年(草巳)のDNA「司」のありえない干合年の 03月21日(畑丑)の主導DNA「玉」の害日に、 『なでしこの記憶』で一般向け書籍デビューを飾った 坪井聖(92-0623/鉄午)を取りあげる。 AI曰く「母を亡くし絵を描けなくなった少年・矢崎颯斗と、 「いい子」の重圧に悩む少女・小花あかりが、高校生活を通じて互いを想う力と 「なでしこ」の花に象徴される記憶を頼りに、自分らしさを取り戻す青春小説。」 颯斗が母のために描いたなでしこの絵と、あかりの天真爛漫さが出会い、 二人は過去の出会いや共通点を見つけながら心の傷を癒していく。 なでしこの花は「喪失と再生の象徴」として物語を貫くで、 AMAZONの紹介は「少年少女を救うのは、互いを想う力と一輪の花! 母を亡くし絵を描けなくなった颯斗と、いい子の重圧に押しつぶされたあかり。 自分らしさを取り戻すための、高校生活がはじまる――。 主人公・矢崎颯斗が病気の母のために描いたのは、花瓶に生けたなでしこの絵。 母を失ってからは思い出さないように逃げてきた彼の前に、 小花あかりという底抜けに明るい少女が現れた。 彼女の天真爛漫さに、なぜか憎まれ口を叩いてしまう颯斗だったが、 正反対の二人はだんだんとその共通点と最初の出会いに辿り着く。 明るさのうらに隠されたあかりの本当の姿を、 颯斗は見つけ出し救うことができるのか。」 それらしく書かれているが、それで核心をついたかと言えば、いささか異なる。 年齢制限のないコンクールで賞をいくつもとり、 天才とかゴッホの再来とか安い異名で、 雑誌に取りあげられた絵画は、すべて塗り絵好き、 ピンクなでしこ好きの母親が入院先で喜んでくれるから描いたもので、 学級委員は受けても美術部の勧誘は断った。 そんな母は癌を患いもういない(父親も幼い時に交通事故で亡くなった)。 そして行きつけの花屋は妻に先立たれた入り婿の男が会社勤めを辞め 残した花屋をひきつぐ「なでこ」という店。場所は石川町から元町の裏手か。 頭脳明晰でもっと他の高校に進学できるのに なぜか同じ高校に進む幼稚園からの悪友の皆木和也と久しぶりに訪れれば、 そこには絵に描いたような美少女のアルバイト小花あかりがお迎え。 しかも入学式に登校すれば、嬉しい偶然で同じ学校同じクラスで 和也が学級委員長であかりが副委員長なのに 園芸委員の颯斗のサポートを押しかけする始末で、まるで交際しているみたい。 そして外堀を埋められて頑なに拒絶していた絵画制作を学校長からうけてしまう。 花屋の主人に言わせれば、かつて母親との確執で雨の中家をとびだし ずぶ濡れになっていたあかりが花屋に来たので初対面でないという。 (普通は覚えてるだろうさ) そんな「あかり」の好きなタイプは 「誰かのために一生懸命になれる人」と聞かされ 異性として意識してしまうが花屋店主の死や文化祭での絵画展示を乗りこえ 最後はコンビニで唐揚げをリクエストするのしないのというトホホさ。 微笑ましいことには変わりない。 神奈川県横浜市港北区日吉出身で在住と思われるが詳細不明。 明治学院大学文学部英文学科(英国の詩歌を専攻)を卒業し、 東京都千代田区大手町勤務の勤め人の坪井は、 DNA「玉」主導で、生き方をなかなか変えられず、 環境を変化させることは難しいが、 学びの姿勢はあるため、舞台は地元であり、学び舎にされている。 「玉+貫」は、今日明日の事には盤石で遠い未来までは考え及ばず。 「玉+玉」は、無理をせずに縦社会に融合するが欲得は稀薄。 「玉+鳳」は、自分を棚上げして客観的思考。 なので自己について多くを語らず、予定調和を目指す。 才能は守護神方向にもなる「鳳」で発信力だが、 「玉」の影響濃厚で冒険はしない。 「玉+車」は、考えたとおり絵にかいたような作風。 「鉄+玉+午月」は、頭は良いがいわゆる試験は不得手。 「申」年生まれ「鉄午」は、まとめ下手のため呆気ない。 生き方を表す伴星は「牽」で、権威に弱いから主人公も校長の意向。 物事の始めの洩星は「車」で、単独行動で帰宅部似合う。 締めにあたる導星は「鳳」で、趣味のような人生。 宿命の特長は、初夏午前十時頃の陽光輝く海に浮かぶ船。 総エネルギー252点は相応だが、自身の金性は50点とまずまずの存在感も、 水性は僅か30点しかなく、湊に停泊したまま動けぬようなもの。 火性の闘争本能は86点、土性の習得本能も86点で、 やる気まんまんで、土地の応援もあるが、 引力本能の木性ゼロ(DNA禄/司なし)は、積荷がないようなもので、 感謝や奉仕の念なく愛想もないので、大人ではない高校生が主人公だし、 出会いの場でもある花屋で他の客が登場することもなく、 街全体がひっそりとし、高校生が好む唐揚げありのコンビニのみで味気なく、 活気も乏しいうえに、地道さはなく、無限大にありえない花ばかりでてきて 学校長以下、花には糸目がないという不思議な舞台設定。 また配偶者成分皆無にもなるので、異性の気持ちも理解しづらいため、 あっさりとしたもので、主人公男子のこだわりに比して 女子特有の苦悩という動機づけが乏しい。 ピンクのナデシコの花言葉は「純粋な愛」なので、 不器用な少年少女の関係性としては、悪くないのだろう。 年干支の「海申」は、気楽。 月干支の「陽子」は、移り気。 そして日干支の「鉄午」は、過保護が似合わない寂しがり屋。 鍛えられてこそ本物になるが、苦労なしはただの乱暴者か。 干支番号構成は、09-13-07で東方狭量偏りで、振り幅なし。 後天運は、初旬「5歳灯未」は、年干「海」と干合すれば、 「草未」になるので、これが日干支と干合支合するので、 ありえない木性が出現して、虚ながらも初旬条件が出て、 社会参加していけば、成功運型となるが、与えられるのは意識高い系の自尊心と 理想的な世界を目標にする姿も、内面より外見重視。 年支「申」と月支と日支の「午」のからむ変則方三位で、 想念が強くなる傾向は、夢見がち。 2旬「15歳山申」は、DNA「龍」の新たな挑戦といっても、 日吉から白金高輪なんて30分もしない。 3旬「25歳畑酉」は、DNA「玉」の主導DNAで自己確立。 社会参加しているが、活かしきるために兼業作家を目指し、自費出版。 今後は4旬「35歳鉄戌」が、DNA「貫」で自己本位だが、 大半会10年運天冲殺もあるので、独立独歩で飛翔の可能性。 まさかの作家本職まで視野に入るかもしれぬが、 元より10年運天冲殺は受身でこそ成功度合いも大きい。 しかも木性ゼロでは社会還元が可能か否か微妙なので、 あくまでも本業での評価アップが好ましいのではないか。 5旬「45歳宝亥」は、DNA「石」の協調性和合性10年運天冲殺で、 仲間次第仲間の変化による進み行く方向が転換。 忌み神月干「陽」は守護神「海」になるのでありがたいが、 年支「申」の害もあり、なにもかも順調かと思えば別の話。 6旬「55歳海子」は、DNA「鳳」で、気が抜ける。 月干支「陽午」の天剋地冲に、日支「午」の対冲で、 守護神とはいえ激動で、表現手段は微妙も、 夏生まれのため準ターボ運が始まり、善し悪し別に目立つ。 7旬「65歳雨丑」は、DNA「調」の害で、反抗心はもつなだが、 月支も日支も害なので、消化器系の病などが年齢的にも懸念される。 8旬「75歳木寅」は、前旬の害をなんとかやり過ごせたとして、 DNA「禄」の半会でありえない引力本能。 吐きだしたところに入ってくるのか、でていく一方で厳しいのかは 変わり宿命の生き方次第なので、ここでは断言できない。 さて、繰り返すが坪井は、木性ゼロ(DNA禄/司なし)で、 原則、感謝奉仕はなく、あるとすれば無限大。 お金に糸目はつけずなので、ありったけの気持ちをこめて自費出版。 配偶者成分皆無でもあるので、手当たり次第で間違えるか縁なしか。 宿命にない木性年一年目(24年/木辰)で準備を行い その二年目(25年/草巳)で出版にこぎつけ、地道に宣伝といったもの。 舞台もどこか地元を思わせる街並みに、ありえない方向の花屋でアルバイト。 家族の方向の木性がないので、両親がおらず祖母との暮らし。 高校に入学したと思えば、親友は一緒だしクラスも同じ、 憧れの少女まで一緒のクラスで、 園芸委員も絵に描いたように二人でというお膳立て。 学校長の花好きに、花屋の主人との意外な関係に ありえないから、最後はあっけなくなくなってしまう。 こんなに全力でありえない成分勢揃いということは、記念品なんだろうね〜☆ |
■2025年8月12日(火)雨丑 |
藍銅ツバメ○鯉姫婚姻譚の矛盾だらけの美学 |
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○ゲンロン大森望SF創作講座第4期受講生で、 20年(鉄辰)のDNA「車」年に「めめ」で、 第4回ゲンロンSF新人賞の優秀賞を受賞し、 21年(宝巳)のDNA「牽」年の宿命害切れ年に、 日本ファンタジーノベル大賞2021大賞を「鯉姫婚姻譚」で受賞し刊行。 同作が今年(25年/木辰)の主導DNA大半会年の、 02月01日(宝丑)に文庫化されているので 著者の藍銅ツバメ(95-0222/木申)を解説する。 「何も残せないと思っていた僕だけど、 君を生かせるのならば、これ以上の喜びはない――。 そうか、これが、僕と君が共にある、唯一の手段なんだね。」 商いに失敗し遊興三昧、嫁と姑の仲裁すらできず(嫁には)出て行かれ、 家督は妾腹の弟が継承し繁盛し、 若くして(その弟が育った別宅に)隠居させられた二十八歳の孫一郎。 亡父から受け継いだ屋敷に移り住むと、庭の池にはなぜか人魚が暮らしていた。 彼女の名はおたつ。懐かれて「夫婦になってあげる」と言われた孫一郎は、 結婚をあきらめさせるため、人と人ならざる者が恋に落ち、 不幸な結末を迎えた話を語る。それは、嘘八百を超え、めくるめく幻想世界。 だが、二人の間には少しずつ変化が起き――。 「ここを出ていこうと思うの。だから水の沢山あるところに連れて行って」 野蛮な鯉竜姫が孫一郎の配慮でみるみる美しい人魚と化した結果は 凄惨なのか陰湿なのか究極の美なのか。生と死をみつめる意欲作。 一体化するのは命がけ、それでも孫一郎は良いと思ったのだから。 大阪府枚方市に生まれ、08年(山戌)のDNA「禄」年から徳島県吉野川市で育つ。 徳島大学総合科学部人間文化学科を卒業し、司書免許を取得。 現在はインコと暮らしており、東京都内在住も詳細不明の藍銅は、 DNA「貫」主導で、頑固で強気。好き嫌いは極端にでる。 「貫+龍」は、周囲と簡単に融合せず、艱難辛苦好き。 「貫+車」は、仕事明けだろうと休みだろうと稼働していないと気が済まず。 「貫+石」は、周囲と距離を置く独裁者の質。 「貫+禄」は、素直でないが開き直っている。 才能は「禄」で目立とう根性。 「木+貫+寅月」は、用心深く変化は禁物。 「亥」年生まれ「木申」は、矛盾を許容する人生。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かにその気にさせられる。 締めにあたる導星は「貫」で、一人になるだけ。 宿命の特長は、初春午前四時頃の岡のような山を覆う 毒花を咲かせる蔦のような草類を従えた幹が少々危うい巨木で、 総エネルギー200点中、木性80点は守備本能強固で午未天冲殺にしては身強。 ところが、守護神火性の伝達本能は月支「寅」内で、 生地生家にいるわけでもなく、使用しづらいので、野人なみ。 粗暴な表現手段が売りにしても、僅か14点しかないうえに、 月干支「山寅」VS日干支「木申」の天剋地冲もあるので、 激しくも獣的にならざるを得ず、頼りにはならない。 引力本能の土性42点も天剋地冲もあり、それなり。 闘争本能の金性16点は司書という静かな役割(笑)。 とはいえ売れた途端に辞めてしまう持続力の無さ。 目一杯働く気はなく、省力化であろう。 習得本能の水性は48点あり、資料収集には事欠かずだったが。 極めつけは、年支「亥」VS日支「申」の害持ちで表裏あり。 職場に自身の作品が展示されようと、どこ吹く風。 木性の害なので、同僚や仲間を欺くも、我慢できずに逃げだした。 融合しないのだし、月支「寅」で支えられているので、 朝令暮改であろうと表裏一体を装うことは可能な意地の悪さ。 年干支の「草亥」は、未来予測するような度胸ある感性の持ち主。 月干支の「山寅」は、人の話は良く聞くがそれだけで、 飾りごとは苦手でマイペース、恥をかいてまで生きたくないから、 美化できるなら、死もいとわず。 そして日干支の「木申」が、目標盛大休息無用。 常に何かをしていないともたない性癖。 干支番号構成は、12-15-21で東方南方の狭量領域。 あれもこれもできるわけではないが、得意分野ならそれなり。 後天運は初旬「4歳畑卯」は、DNA「司」の引力本能強化。 日干「木」を干合させて、吝嗇家傾向強化。 天剋地冲関係にあった月干支VS日干支の関係が 日干が「山」のなり納音的になるので、内面の秘密あり。 後年になっても披露するのはインコばかりで、地味を装う。 単純変化は大阪から徳島への家族に理由による移住。 影響を受けたのは畠中恵(59-1010/草丑)の「しゃばけ」。 2旬「14歳鉄辰」は、DNA「車」の半会で、内面の闘争本能を磨く。 最後の最後で、力を振り絞り計算尽くで上京か。 現在の3旬「24歳宝巳」は、DNA「牽」の特別意識。 宿命害切れでスイッチも入り、裏稼業が目立ってデビュー。 24年(木辰)のDNA「貫」の大半会年に、早くも図書館を辞して専業作家に! 今後は4旬「34歳海午」が、DNA「龍」の改良改革10年運天冲殺。 自己発揮ではなく新たな挑戦が促されれば、大きくはばたく予感。 むろん新鮮な感謝や奉仕は怠りなく。 5旬「44歳雨未」は、DNA「玉」のいにしえを深める10年運天冲殺。 月干干合は進み行く方向の変化で、干合後は月干「山」が「陽」に、 10年運が「灯」的になり、守護神火性強化は、我が世の春。 年長者ばかりか周囲の目下(ファン)にまで気づかい感謝あればこそ。 6旬「54歳木申」は、主導DNA「貫」の自己確立の律音で、 年支「亥」の害あもるので、前進力際立つとはいかぬが、 自分を知り、さらに強めて、立場の変化へと向かうもので、 20年の10年運天冲殺の感謝濃厚で、余力あれば失速の恐れはない。 7旬「64歳草酉」は、DNA「石」の気配りできねば妥協。 8旬「74歳陽戌」は、DNA「鳳」の守護神もさすがに気が抜ける。 さて、藍銅はツバメならずインコを飼育しているが、 鳥は守護神火性方向なので悪くはないが、害持ちには汚れの蓄積に加速がかかる。 また、25年(草巳)の害切れには、専業化と共に引越をしているが、 DNA「石」の屈辱と妥協で、無理な独立を強行し風邪に倒れる(苦)。 また、noteでは私生活を100円で切り売りしてるが、 たいして売れている気配もなく、害持ちが私生活を垂れ流ししても、 疲れるだけだでなので、本業に精をだしてもらいたい(笑)〜☆ |
■2025年8月15日(金)陽辰 |
榎本憲男○エアー3.0の次にいたる世界 |
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○大学卒業後、映画会社に勤務しながら、脚本を独学で学び。 DNA「龍」の三合会局年だった11年(宝卯)に、 「見えないほどの遠くの空を」で監督デビュー。 同年、同名タイトルの小説で作家としてもデビューし、 16年(陽申)のDNA「司」の天冲殺年に「エアー2.0」で、 第18回大藪春彦賞候補となり、 「サイケデリック・マウンテン」が昨年(24年/木辰)に行われた 第1回「ミステリー通書店員が選ぶ大人の推理小説大賞」にもエントリーされた 榎本憲男(59-0630/雨未)の『エアー3.0』が、 昨年(24年/木辰)の09月30日(灯酉)の主導DNA天冲殺日に上梓されている。 劣化した資本主義をバージョンアップせよ! 「荒唐無稽な話ではない。18世紀の英仏で同様のマネー創出が行われている。 世界経済をどう立て直すか、お金とは何か。 二つを同時に考えさせてくれる画期的エンターテイメントだ」 市場の空気までも読み取り、莫大なマネーを生み出す人工知能「エアー」。 新国立競技場の工事現場で働く中谷祐貴は、不思議な老人(杉原知聡)と出会う。 老人はいかにも肉体労働には向いておらず、仕事をクビになるが、 現場を去る直前、翌日の競馬の大穴馬券を中谷に託した。 老人が姿を消した直後、工事現場では爆破事件が起こり、翌日馬券は見事的中。 5.000万円の現金を手にした中谷の前に、再び老人が現れ、 彼が開発した市場予測システム「エアー」の代理人として、 日本政府との交渉窓口となるよう、中谷は依頼される。 「エアー」は世の中に渦巻く人間の感情を数値化して、完璧な市場予測を 可能にするシステムで、政府が握るビッグデータと結びつくことで、 国家の予算を潤すほどの巨額な利益をもたらす。 謎の老人の代理人として、政治家や官僚たちと交渉を重ねる中谷は、 「エアー」供与する見返りとして、福島の帰還困難地域を経済自由区として、 自分たちに運営を任せるという要求を勝ち取った。 そして世界の金融市場で独り勝ちするエアーのマネーを資金に、 中谷率いる財団法人「まほろば」は、福島の帰還困難区域に 同名の特別自治区を建設し、そして「まほろば」は稼いだマネーを デジタル通貨「カンロ」に変えると、「まほろば自治区」で還流させ始め、 成長が鈍化する日本各地にまほろば自治区を出現させ、 国外にもカンロ経済圏を開拓しにかかった。 政府の高級官僚から「まほろば」に転籍した市川みどりと福田義雄は、 密かにエアーの未来に危惧を抱いていた。 ひとつにはカンロ経済圏の開拓が性急すぎるから。 もうひとつには、エアーの認証権が与えられているのは、中谷一人であるからだ。 そんなとき、中谷は「資本主義をやり直す」という言葉を残し、 単身、日本を後にする。舞台は天然ウランの買い付けに行ったカナダを経て、 中華人民共和国では幼馴染みの張本苺子(張苺心)を通訳に 途中少林寺拳法を学び、西域まで脚をのばし、太陽光エネルギー事業の見学をし、 危険な目に遭いながらも七族協和の中国とも連帯し、やがてロシア共和国へ。 中国に続き、ロシアでも重要な取引に成功した中谷だが、 カンロ(甘露)をばらまき、疲弊した日本政府を尻目に、 堂々と渡り合う中谷の目的とは何なのだろうか。 中国やロシアに加えウクライナなどの現況を踏まえながら、 金はあるけど権力のない「まほろば」の特異性を認めさせてきた。 時に民放TV局員で早くから独自に取材を取り組んできた TBCの所属の元キャスターで記者の岸見怜羅の目を通じて 「まほろば」的民主主義や慈悲と愛と寛容と礼節のある世界を描きながら、 まるでパロディのような結末は、 22年(海寅)に狙撃された政治家なみなのか、はたまた聖人君子なのか。 まだ、終わることはない。充分なんてことは絶対にありない。 和歌山県田辺市に誕生。青山学院大学を卒業後、西友に入社。 87年(灯卯)の主導DNA「禄」の半会年に、 銀座テアトル西友(現/銀座テアトルシネマ)のオープンを手がけ、 88年(山辰)のDNA「司」年に同劇場支配人に就任。 東京テアトルの各劇場に勤務のかたわら、脚本を独学で学び、 91年(宝未)のDNA「龍」年に、ATG脚本賞特別奨励賞を受賞。 95年(草亥)のDNA「鳳」の半会年に、テアトル新宿支配人に就任。 97年(灯丑)の主導DNA「禄」の天剋地冲年に公開の映画 「身も心も」で映画プロデューサーとしてデビュー。 98年(山寅)のDNA「牽」の干合年に、番組編成に異動。 04年(木申)のDNA「調」の天冲殺年には、 「ワイルド・フラワーズ」や「オーバードライヴ」のプロデュースと共に、 EN名義でオリジナル脚本を提供し、脚本家としてもデビュー。 10年(鉄寅)のDNA「玉」年に、東京テアトルを退社。 現在はENBUゼミナール映画監督コース講師で、 脚本についての教鞭をとる榎本は、 東京都国分寺市から新宿区大久保や東京都稲城市などを経て、 現在は東京都立川市栄町在住の榎本は、 DNA「禄」主導で、感謝奉仕を通じて自己の存在を認められたい。 才能も「禄」になり、争いを好まず笑顔で世界を変える。 「禄+石」は、行動力あり他人の資産を活かす才能。 「禄+車」は、束縛や制御されることを嫌い自由奔放。 「車+車」は、本能に従って行動する。 「禄+玉」は、攻撃的なものはなく人類はひとつという発想。 「雨+禄+午月」は、自分の居場所を見つけるのに恐ろしく時間がかかり、 いわゆる寝首を掻かれやすい。 「亥」年生まれ「雨未」は、まとまりに欠けるというより苦手。 生き方を表す伴星は「調」で、感性鋭い奇異な生きざま。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かにその気にさせられる。 締めにあたる導星は「石」で、共同で終了する。 宿命の特長は、仲夏正午頃の農業と工業を同時に賄う用水で、 金性守護神のため、気をつけたいのは工業排水の転用をしたら 農業はなりたつとは言えず、地下やハウスでの作付けになりやすい。 総エネルギー212点はまずまずも、自身の水性は僅か38点で身弱の部類。 とはいえ、夏生まれの水性はどこでも喜ばれる存在なので、恵まれた存在。 伝達本能の木性は33点とそれなりでとはいえ、 年支「亥」VS日支「未」の半会で、現実的に動きだせば万全。 引力本能は48点で主導するだけに、それなりか。 とはいえ月支「午」VS日支「未」の支合で、 夢のようなことを考えていれば、火性は強化されるので問題なし。 また闘争本能の土性が72点もあり、濁らぬように注意したい。 そして守護神金性は僅か21点と極めて少ないものの、 雨らしく丁寧にひとつの作品をじっくり仕上げるようになり、 月干にあるだけに見た目以上には使用できるに違いない。 年干支の「畑亥」は、ぬかるみのようなもので、次の世代に何かを伝える。 また、度胸はあって一発勝負型の野望を実現。 月干支の「鉄午」は、鍛えられてこそ本物の役割発揮が可能で、 楽をしたり甘やかされてしまうと、良さが損なわれる。 そして日干支の「雨未」は、純粋そのものの理想主義者だが、 異性は敵にも味方にもなる存在なので、足元をすくわれえぬようにしたい。 干支番号構成は、36-07-20で西方当方南方と流れ行くが水なので杞憂はなし。 後天運は、初旬「3歳畑巳」が、年干支「畑亥」を納音する後天成功運型。 親の世界を乗りこえていけば良いわけで、 DNA「車」は、何かに追い立てられるように稼働するか、 危険な目に遭うかの忌み神10年運も、若いのだから持ち堪えるなり、 謳歌するなり、少年らしい日常を送ったはずだろう。 2旬「13歳山辰」は、DNA「牽」の干合で、 異性を意識したり影響を受けて、上京する。 なにもかもが刺激にはなったろうが、忌み神は忌み神。 3旬「23歳灯卯」は、DNA「禄」の感謝と奉仕に愛想だが、 年支「亥」VS日支「未」のからむ主導DNA三合会局で、 冒険するなり世界が思いきり拡がる社会参加で、自己確立。 4旬「33歳陽寅」は、DNA「司」の積み重ね。 独学で学んだ脚本で、ATG脚本賞特別奨励賞を受賞。 映画館支配人となり、映画プロデューサーとしてデビュー。 5旬「43歳草丑」は、DNA「鳳」の対冲で流れが良くなる。 月干干合は進み行く方向の変化なので、脚本家デビュー。 6旬「53歳木子」は、DNA「調」の害となり、 サラリーマン生活に別れをつげて、自由な身で活動。 映画監督のみならず、作家デビュー。 現在の7旬「63歳雨亥」は、DNA「貫」の大半会大事件大成果で、 ターボ運(子丑天冲殺廻り)も始まり、何をしても目立ちところで、 作家として認知され売れるようになる。 今後は8旬「73歳海戌」が、DNA「石」の刑。 仲間を巻き込んで衝突することもあるだろうが、 目的実現のためには、何でも受け入れられれば糧になる。 移動には健康を加味してクロスバイクを使用しているようだが、 さすが山あり谷ありの東京では、そろそろ厳しい年齢を嘆くが、 夏の「雨」ではそんなに耐久性はない。 なお、さすが理想郷小説を手がけるだけあって、 現政権には否定的で、海外に援助をくりだしたり、 「日本のおいしい安全な米を世界に提供するのは、 日本がやるべき国際社会に対する責任じゃないか」には、 「先に日本人に食わせろ、なに言ってんだ、ボケ。」は、 正しいし楽しい反撃には期待したい。 また。榎本には全く私的生活面がなきように感じられる日常だが、 配偶者成分方向の土性は忌み神だから、 いてもいなくても気にはならないに違いない〜☆ |
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コラム総合○目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜) |
さ く い ん ○ |
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移 動 祝 祭 日○ 2 0 2 5 年/ 草 巳 |
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