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★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
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2 0 2 5 年(草巳)○04月 鉄辰 // 移 動 祝 祭 日 |
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■04月分一覧 (2025年○目次) |
早川隆○幕府密命弁財船・疾渡丸 鹿島灘 風の吹くまま水を呼ぶ(2025_0401) |
斎堂琴湖○燃える氷華が密やかに映える理由(2025_0414) |
酒本歩○ひとつ屋根の下の殺人に潜む罠(2025_0424) |
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■2025年04月01日(火)鉄子 |
早川隆○幕府密命弁財船・疾渡丸 鹿島灘 風の吹くまま水を呼ぶ |
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○19年(畑亥)のDNA「牽」の支合年より、 Webサイト「アルファポリス」で執筆活動開始すると 翌20年(鉄子)のDNA「貫」年には、「礫」で、 アルファポリス第6回歴史・時代小説大賞(20-0731/草亥)に特別賞を受賞。 22年(海寅)のありないDNA「鳳」年に、 「礫」を改題した『敵は家康』でデビューした 早川隆(66-0928/鉄寅)が、昨年(24年/木辰)の10月21日(山午)の DNA「禄」の天冲殺日に 『幕府密命弁財船・疾渡丸 鹿島灘 風の吹くまま』を上梓している。 江戸時代の茨城県が舞台となる時代小説「幕府密命弁財船・疾渡丸」。 幕府の密命を受けた弁財船(貨物船)の乗組員が、 各地の港の平和を守るシリーズ物で、第一部は1652年の水戸藩那珂湊が舞台。 前年に浪人の反乱未遂事件「慶安の変」が起こるなど、 武断政治から文治政治への移行期に当たり、 「各地の港が物流の動脈だった。そこでは利権や思惑が交差し、 謀反や犯罪が起こっていたのでは」と考えた作者が、 幕府が治安維持のために隠密を乗せた 弁財船「疾渡丸」を各港に立ち寄らせるという設定を構想。 主人公は疾渡丸の船頭(船長)の虎之助だが、 幕府の隠密の仁平や武闘派の鬼丸と笹丸、 那珂湊の孤児の鉄兵など各登場人物に焦点を当てる。 第二部では、疾渡丸に下った幕府からの新たな指令。 それは急ぎ下田湊に向かい、ある船を江戸まで護衛せよというものだった。 だがこの命を遂行するためには、嵐が迫る中、 天下の難所と呼ばれる犬吠埼を越えねばならなかった――! 人情、謎解き、剣劇あり、しかも仕掛けありの痛快時代劇は心躍る! 広島県広島市出身で、中央大学法学部を卒業し、 インターネットベンチャー勤務などを経て、 その後フリーランスで活動をしていたが、 取引先から切られ完全失業したため、20年(鉄子)のDNA「貫」年よりは、 神奈川県川崎市中原区木月の実家住まいの早川は、 DNA「石」主導で、なんでも受け入れねばならず妥協もあり。 才能も「石」で仲間作りなので、群像小説になる。 「石+牽」は、気配り苦手で振りまわされるだけだが、 何かに依存したい気持ちはあるという矛盾。 「石+禄」は、利用するのは長けている。 「石+車」は、大義優先、執筆優先。 「牽+牽」は、無為無策に突っ走る面あり。 「鉄+石+酉月」は、おだてに弱く。 「午」年生まれ「鉄寅」は、猪突猛進。 生き方を表す伴星は「石」で、人脈が拡がる人生。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かにその気にさせられる。 締めにあたる導星は「牽」で、名誉不名誉なんでも名を残す。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の陽光と街路灯と共に照らされる 何かを生産する工場施設か、派手に塗装された武装車輌で、 実戦にはそぐわない催事向きで、ある意味張りぼて。 総エネルギー189点は自身の金性が僅か38点で身強とは言えないが、 火性は90点もあり、とことん熱く守護神過多気味なところあり。 稼働力も役割意識も強いのだが、木性が僅か16点で稼ぎにならず。 その木性も水性ゼロ(DNA鳳/調なし)のため、 成長が見込めず熱すぎるだけで周囲を火傷させるようなもの。 野人とはいわぬが、火性を剋する水性がないのは、 ゆとりや遊び心が極端な表現手法。 補うように海洋小説を書いているが、その程度では追いつくまい。 また習得本能の創造力土性は45点で、水がないため、 金性は埋もれやすく、埃を落とす水性はここでも望まれる。 また、生年冲殺は犠牲を伴うが、生日冲殺に互換冲殺まであり、 没頭すると良い働きをするが、苦悩は回避しづらく、 親の都合から始まりあらゆるお試しは避けられず。 経済的理由ばかりか年老いた親のためにもあろうが、 目上命の午未天冲殺とはいえ、 親以外の目上に可愛がられたり犠牲にならねば伸びにくい。 年干支の「陽午」は、他人の運を喰らうが、若いうちに苦労あれば伸びやすい。 月干支の「灯酉」は、人情家で怖い物知らず。 そして日干支の「鉄寅」は、善にも悪にもなれる変貌自在。 公儀隠密と水夫に替え玉まで使った敵を欺く騙し討ちもあり。 干支番号構成は、43-34-27で西方2点に南方1点狭量領域。 後天運は、初旬「4歳山戌」は、DNA「龍」の精神性の強い放浪も、 年支「午」日支「寅」の三合会局を伴うも埋もれやすくなるが、 年干支「陽午」とは大半会的のため(初旬のみ陽と山は同格扱い) その気になって仕事に生きれば後転的成功運型。 またここから30年間は、苦悩があれば才能が磨かれる変剋律でもある。 ここでは、新しいもの好き、学びの苦労など。 広島から神奈川県に親の都合で移住。 2旬「14歳畑亥」は、DNA「玉」の支合。 学ぶことへの姿勢や親との問題を深く考察。 3旬「24歳鉄子」は、DNA「貫」の自我。 年干支の天剋地冲もあり、社会にでも仕事世界は不安定。 4旬「34歳宝丑」は、主導DNA「石」で自己確立。 年干「陽」が干合されありえない水性の「海」になり、 これが月干「灯」と二次干合すれば、 年干は「木」に月干は「草」になるため、 さらにこの月干を日干「鉄」が干合すれば「宝」になり、 そのまた・・・と永遠の落ちつかぬ変化を繰り返し 慌ただしい中にも充実した人生。 5旬「44歳海寅」は、DNA「鳳」の冷静な対処。 月干干合は進み行く方向の変化で、ここでも何度も干合が繰り返され、 ありえないことも多々あろうが、気が抜けてしまった可能性もあり。 現在の6旬「54歳雨卯」は、DNA「調」の極端。 めまぐるしさはなくなり、作家世界に挑戦。 いわゆる仕事も切られて、ありえない実家暮らし。 今後は7旬「64歳木辰」は、DNA「禄」の感謝と奉仕。 ようやく安定した時期となるか。 8旬「74歳草巳」は、DNA「司」の干合支害。 前旬で調子に乗りすぎれば、金銭物質または異性に裏切られる。 さて、早川は水性ゼロで熱いばかりか、自力では汚れたら終わり。 水分がない状態が普通なのだが、 草テニスのシングルスの試合で頑張りすぎて脱水症状になり、 全身痙攣して救急車の世話になったり、 軽度の脳梗塞になって入院しているのもこのため。 正式デビューも23年(雨卯)重なりという、水は神様のような存在。 生年冲殺に生日冲殺に互換冲殺ありは仕事や親どころか生きていることが犠牲。 仕事は何があろうと組織から外れずしがみついていなければならず、 いかなる苦労があろうと自己発揮してはならないが、 辛抱できないのは、水がなく調整不能に陥ったため。 「あんたは、風をつかまえたんだよ。 ただ風まかせに漂うだけじゃなくて、 自分の力で帆をあげて、自力で風を掴んだんだ。 もう離しちゃいけないよ。 あんたは、そう簡単にこの船から降りちゃいけないんだ。」ではないか。 水を求めるからこそ、海洋小説であるのは容易に想像つくが それなりに相応の活動をこれからも持続したければ、 水分補給は小まめにしていきたい〜☆ |
■2025年04月14日(月)雨丑 |
斎堂琴湖○燃える氷華が密やかに映える理由 |
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○大学生の頃から長く公募を続け、 大学卒業後は、30代半ばまでは、色んな会社を転々とし、 現在勤めているマーケティングの会社には20年ほど勤務という 落ち着きをみせている斎堂琴湖(68-1013/陽辰)が、 第27回日本ミステリー文学大賞新人賞(23-1025/陽辰)を受賞した 「警察官の君へ」を加筆訂正し『燃える氷華』として、 昨年(24年/木辰)のDNA「龍」の害毒明け改良改革年の 03月30日(雨巳)のDNA「牽」日に上梓した。 埼玉県警察大宮署に所属する川越市出身の51歳の刑事・蝶野未希は、 17年前、息子の遥希を雪の日に廃工場の冷蔵庫に遊び仲間に閉じ込められ、 何者かの仕業で亡くしたという過去を抱えている。 真犯人は捕まっておらず、その傷を胸に秘めながら刑事として働く。 ある日、非番中に大宮駅前で起きた車の爆破事件に遭遇。 被害者の三上は、遥希の葬儀を執り行った葬儀社の社員だった さらに数日後、三上の同僚が同じく大宮駅前で刺殺される事件が発生。 17年前の息子の死と現在の連続殺人事件が交錯し、 未希は真相を追い求めようとする。 過去のトラウマとの向き合いながら、職務と個人的な感情の葛藤。 息子の死という喪失感を抱えながらも、刑事としての執念で事件に立ち向かう。 真冬の冷蔵庫は電源が入っても外気より寒いのだろうか。 大切なものは永遠に戻らない。刑事の職にしがみつくしかなかった。 「無言でわかってもらおうなんてムシがよすぎる。 伝えたい気持ちほど、しっかり口に出さなきゃ駄目なんだ」 過去は消えない。未来は見えない。果たしてそうだろうか。 死んでもいいという気持ちと、まだ死ねないという気持ちが交錯する。 そのために筋トレ5キロで10回の部署最年長女性の警部補が、 生きるということは、ノンストップミステリだということだが、 考えながら走り、警察官という矜持と自ら産んだ子供の死を乗りこえ、 目的を待って駈けぬけていくのが大切なのだ! この事件を境に距離をおいた、親なし不良あがりの行田市出身で、 警察学校時代からの付き合いも別居中の夫隼人! 父親が警察官で隼人の人生を変えたエセ関西弁を使う浦和出身の同僚の宇月や 密かに未希と仕事をしたい年下45歳警部で女性上司の滝坂有紗ばかりか、 浦和在住で警察官に憧れ卒論のためつきまとう謎の大学生のハルが不気味で、 事件との関連性をうかがわせる。 ドライアイスで殺人が可能なのだろうか! 懐中時計とコインケースにこめられた、微妙だがわかりやすい距離! 退職覚悟で犯人を追いつめる夫!犯人を殺したと思った夫! それを目撃してトドメさし隠蔽した意外な人物! 嫉妬、否父親が暴行されて脳に障害をもたらせたことへの復讐。 「きみを愛す」が花言葉の忘れえぬ赤いアネモネの花の鮮やかな印象が泣かせる。 刑事なんて楽な仕事じゃない。外も内もきつくて日本一ブラックな職業。 それでも刑事でありつづける。 どんなに寒くても凍えても冷たくても、警察官でありつづける。走り続ける。 埼玉県狭山市出身で、日本大学芸術学部文芸学科を卒業し、 現在は近隣に廃墟があるという埼玉県所沢市在住の斎堂は、 DNA「司」主導で、計画的。 「司+鳳」は、個人主義者で忍耐力あり。 「司+玉」は、生活基盤が地元密着。 才能は「玉」で、旧いものにこだわり深めるため、埼玉LOVE。 「鳳+鳳」は、粘り強い。 「司+車」は、猪突猛進で突っ走る。 「陽+司+戌月」は、日常的で主婦の才あり。 「申」年生まれ「陽辰」は、我が儘で甘えあり。 生き方を表す伴星は「牽」で、自分に厳しく人を育てる。 物事の始めの洩星は「鳳」で、なんとなく始める。 締めにあたる導星は「玉」で、若者に支えられ終える。 宿命の特長は、晩秋午後八時頃の海沿いの断崖絶壁にある山城に沈む夕陽。 総エネルギー250点は身強の子丑天冲殺でもあり、それなり。 自身の火性40点に対し、伝達本能の土性は76点もあり、工夫はするがのんびり。 引力本能の金性52点は主導して、住まいも投資対象。 闘争本能の水性は64点と相応。 それに引き替え習得本能の木性は僅か18点。 才能にもなるが、静かに学ぶ姿勢も、余りにも弱いのは、 主導DNAでやむなしとはいえ引力本能に剋されるため。 投資や投機に構うことなく学習本能を活かしていれば、早く芽が出たかもしれぬ。 補うのは、野菜や果物等で地力をつけてもらいたい。 そして埼玉でも田園や木立が拡がる旧さのある町だとより落ちつくはずだ。 海のない埼玉県だが海のような水場がある山間であればこの上ない。 塩水は純粋でないならドライアイスの登場も納得がいくし、 そもそも氷菓は霜柱なので、夕陽を輝かす。 部屋の中も観葉植物だらけで、海水魚を飼育する風景も悪くない。 憧れの大宮には、池のある大宮公園がある。 狙いは、ここを見下ろせるような建物になるのだろうか。 ボートハーバーの会員になるかしかないだろう(笑)。 明鏡止水の完成になる。 年支「申」VS日支「辰」の半会は時間をかけず一気に結論。 月干支「海戌」VS日干支「陽辰」の天剋地冲は、私生活の犠牲。 沈もうとする瞬間の夕陽の憂いという一瞬をきりとりたい。 年干支の「山申」は、援軍がやってくるまで持ち堪えねばならぬ砦で、 簡単に諦めない渋とさあり。 月干支の「海戌」は、旧い家系や街並みに誕生する挑戦者。 そして日干支の「陽辰」は、家系を利用しながら挫折を重ねつつ 裏切られることを繰り返していくことで成長してゆく。 干支番号構成は、45-59-53で北方偏りは、 狭い地域を活かしながらも活動を濃くする。埼玉好きは望むところで違和感なし。 後天運は、初旬「2歳宝酉」が、DNA「司」も主導DNAで早くも自己確立。 早くから作家への道は意識したに違いない。 年支「申」と月支「戌」の狭間を埋める秋の方三位完成で闘争的。 外向きの拡がりは、圧倒的に仕事向きには違いないが、 日干支の干合支合は、早くから異性というより家庭を意識するが、 宿命の天剋地冲があるため、相手はいても完全に内側にいれることはしないが、 そこに揺るぎない何かはあるため、作品でも悲惨な過去と別居という設定。 とはいえ初旬条件にあたるので、後天成功運型になる。 2旬「12歳鉄申」は、DNA「禄」の半会で、 大切にされながらも引力本能を発揮し、人を惹きつける。 将来を見据えての進学して爪痕を残す。 3旬「22歳畑未」は、DNA「調」で孤独と極端と反発反抗。 馴染む仕事が見つからないというより、 全力で拒絶なり、斜にかまえていたのだから落ちつくわけもない。 土性成分が圧倒していようと「畑」はありえないものになる。 4旬「32歳山午」は、DNA「鳳」の冷静なゆとり。 受け入れ態勢万全なのと月支「戌」の半会もあり、今も続ける仕事に出会う。 5旬「42歳灯巳」は、DNA「石」の人間関係に腐心。 月干干合は進み行く方向の変化で「海」は「木」になり 新たな思いで心改めて進むが、妥協したらまずい。 現在の6旬「52歳陽辰」は、DNA「貫」の独立心という律音で全力濃密。 月干支の天剋地冲は、立場にこだわることなく、 父親が亡くなり呪縛から解き放たれて、デビューにこぎつける。 今後は7旬「62歳草卯」は、DNA「玉」の害で、ありがた迷惑。 ウレシイ悲鳴は体調不良だが、親戚縁者の犠牲はまっぴら御免だろう。 8旬「72歳木寅」は、DNA「龍」の改良改革は、 前旬を乗りこえていれば、見事な開花を迎えるはずだ。 さて、斎堂は子丑天冲殺である。原理原則家系に縁なし。 埼玉が好きなのは悪いことではないが、 家系といつまでたって関わっていれば、残念ながら運は飛翔しない。 木性が強くないので、学問や血縁のない年長者は大切にすべきだろうが、 生地生家にこだわっていれば、開花も遅れる。 初旬条件もあるうえに、主導DNAが早くやってきて、 未来予想図はとっくに描けていたのに、ここまで成就せずは、 家にこだわっていたり、異性に振りまわされていたのではないか。 とはいえ理由は明確。自己所有のマンション転がし。 これが「司」主導らしいが、安住の場をもって新人賞狙いでは虫が良すぎる。 また、たっているものは親でも使えなので、父親の葬儀にヒントをえて 葬儀屋も登場したのだが、これからは、遅れを取り戻すために、 年に1本などと言わずに、一気に夕陽本来の美しさを見せつけてほしいものだ〜☆ |
■2025年04月24日(木)雨亥 |
酒本歩○ひとつ屋根の下の殺人に潜む罠 |
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○ご本人曰く作家になった流れは、「中二コース」に作文が掲載される→ 娘を寝つかせるために自分でおとぎ話を作るようになる→ 会社員時代、年末休暇で短編を書く→ ある編集者から「新人賞に応募してください」と言われる→ 夫人に勧められた地元の「かつしか文学賞」に入賞→ 福ミスの一次選考に落ちたものの復活受賞というもので、 会社員、経営コンサルタントを経て執筆活動を始め、 17年(灯酉)のDNA「石」年に、第3回かつしか文学賞優秀賞を受賞。 18年(山戌)のDNA「鳳」の天冲殺半会年に、 「さよならをもう一度」が島田荘司選 第11回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(18-1019/木申)を受賞。 19年(畑亥)のDNA「調」の天冲殺支合年に「幻の彼女」と 改題してデビューした酒本歩(61-0403/陽寅)が、 主導DNA「玉」の害年ながら『ひとつ屋根の下の殺人』を 03月14日(海午)のDNA「車」の半会日に上梓している。 物語の伏線をゴシック体にした新たな読者への挑戦状 この事件の仕掛けはすべてあなたに向けられている! 高齢者を狙った強盗殺人事件と思われたが、 事実が明らかになるにつれ、物語は意外な方向へ反転してゆく。 「読者への仕掛けを見破ることができるか。」という売り文句だが、 最初に主な登場人物があげられているので、 この中に犯人はいるのだろうというおおよその推測が成りたつが、 タイトルをがタイトルだけに、最初から暗示はされている。 ただし秀逸なのは、そこへたどりつく過程であり、 一枚一枚薄皮をはがすような作業が痛々しくて我慢ならないが、 今どきの屈折した犯罪も潜んでいるので抜け目ないものの、 さすがに歴女だからといって、真田のお膝元上田に転居はせぬだろうが、 窃盗は言うに及ばず、裁判員制度に人材派遣にストーカーやDVに年金問題など 飲酒運転にドライブレコーダーなど小道具といい 細かな伏線といい、丹念な仕掛けには感心する。 「もうあなたは自由です。幸せになってください」は意味深だ。 長野県埴科郡坂城町出身で、長野県上田市に隣接し、物語の舞台も知った場所。 早稲田大学政経学部を卒業。東京都葛飾区に30年近く居住も。 DNA「司」の干合年だった21年(宝丑)に、千葉県印西市に引越し、 現在も在住する酒本は、DNA「玉」主導でむろん殺人の舞台も勝手知ったる故郷。 「玉+調」は、博学の世間知らずで突拍子もない発想! 「玉+龍」は、誤解されようと信念に基づき、自己を貫く。 「玉+司」は、生きて行くためにはなんでもする。 だからひとつ屋根の下の殺人も成りたつ。 才能は「司」で家族思い。誰かのために役立つ自覚。 「陽+玉+卯月」は、完全なる放浪と男女関係への特別な感覚。 「丑」年生まれ「陽寅」は、自己矛盾なし。 生き方を表す伴星は「貫」で、波の少ない人生。可奈だってそうしたい。 物事の始めの洩星は「調」で、離別や孤独から始まる。可奈の不運。 締めにあたる導星は「司」で、自分の意志で終わる。可奈の決断。 宿命の特長は、仲春午前六時頃のキラキラした特別な標識や郷土自慢の品を 暖かくつつみこむような朝日で、総エネルギーは197点で 自身の火性は44点だが、生じてくれる主導DNA方向の木性は64点もあり、 前線からは退いたのに故郷に戻るのが自然とはいえ、 そこは戌亥天冲殺のはみだし、ありえない守護神の海に少しでも近くにいたい。 発信力の土性は33点で、肩の力がぬけて丁度良い。 引力本能の金性はわずか30点だが、 天干にでているので、困るような事態にはならぬ人。 年干と月干の「宝」は配偶者成分でもあり、相手に困らずモテる。 干合変化すれば、年干と月干は「雨」に日干は「海」になる 干合水性天干一気で、集中力で乗り切ろうとすれな目上をなきものにする。 まさに可奈のとった行動そのものではなかろうか。 地支は年支「丑」→日支「寅」→月支「卯」と流れる変則方三位で、 仕事さえあり前進気勢失わねば、窮地に陥ることはない。 年干支の「宝丑」は、我が道を行く人だが、冗談が通じないわけでもない。 月干支の「宝卯」は、小商いのできる庶民的風情なのに融通利かせる。 そして日干支の「陽寅」は、なんでもそつなくこなす器用な人。 干支番号構成は、38-28-03で西方南方東方で、北方なしでも幅広い。 後天運は、初旬「9歳鉄寅」は、DNA「禄」の強い引力本能。 心優しくもあり、独善的でもあり、自分を中心に置いて考える。 2旬「19歳畑丑」は、DNA「調」の繊細で独創的な気づかい。 上京して進学と就職。リクルートで30年務めあげは「玉」主導らしい。 3旬「29歳山子」は、DNA「鳳」の中庸心。 ここから30年間は、精神的苦痛を受けることで才能が磨かれる。 ここならバランス感覚をとることの苦悩か。 4旬「39歳灯亥」は、DNA「石」の協調性和合性で何でも受け入れ。 主に人間関係の問題で、妥協せずに過ごしたいが、 突如10年運天冲殺も始まり、大きなうねりの中にほうりこまれた。 5旬「49歳陽戌」は、DNA「貫」の頑固なまでの守りで、 自分が自分でいるための苦悩で、年干と月干の干合もあり、 進み行く方向性の変化ばかりか、仕事も替えたのだろう。 この10年運は天冲殺と変剋律の同時終了もあり、 なにかひとつの時代が終わった感あり。 現在の6旬「59歳草酉」は、主導DNA「玉」の自己確立で、 学びの本領発揮で、小説世界を掘り下げていく絶頂期。 美しく朝日が輝く時代なのだろう。 今後は7旬「69歳木申」は、DNA「龍」の新たな挑戦。 8旬「79歳雨未」は、DNA「牽」の栄誉と役割発揮。 さて、お酒と本とウォーキングが好きなことに由来する筆名は、 「玉」主導らしく、柔軟で分かり易くていい。 わからないのは私生活で結婚して娘がいるようだが、 あえてどうこうという話ではなく、むしろ24年(木辰)は虚心症で倒れたことで、 これは金性が脆弱なところに、 日支「寅」に月支「卯」に連なる方三位で、賑やかになったもの。 再発防止には、酒はやめて、牛乳を飲んだり肉類を多めに摂取することだろう。 木性過多なので火性を応援するが、金性が弱いのに逆剋になってしまう。 まだまだ老け込歳ではないので、バランスをとってほしいものだ。 なお酒本のデビューは、表現力強化の条件なし天冲殺の夢の中。 原則は制御不能なので、編集者の注文を流れに乗って取り入れて、 そこから練りに練った作品に仕上げてほしいものだ〜☆ |
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コラム総合○目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜) |
さ く い ん ○ |
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移 動 祝 祭 日○ 2 0 2 5 年/ 草 巳 |
25年01月分● 25年02月分● 25年03月分● 25年04月分● 25年05月分● 25年06月分● 25年07月分● 25年08月分● 25年09月分● 25年10月分● 25年11月分● 25年12月分● |
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清く正しく美しく○BEハレ幸せ発電所→運命向上委員会 |
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