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★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
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2 0 2 5 年(草巳)○10月 陽戌 // 移 動 祝 祭 日 |
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■10月分一覧 (2025年○目次) |
村上雅郁○ショコラ・アソートあの子からの贈りものの超えられない壁(2025_1001) |
櫻木みわ○アカシアの朝の移ろう矛盾(2025_1007) |
橋本麻里○図書館を建てる、図書館で暮らす 本のための家づくりに度肝を抜かす(2025_1010) |
飛鳥部勝則○抹殺ゴスゴッズに不足する熱気(2025_1015) |
伊与原新○翠雨の人に献身の思いをはせて虹を魅せる(2025_1017) |
戸田義長○吉原面番所手控の儚くせつない物語(2025_1021) |
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■2025年10月01日(水)雨卯 |
村上雅郁○ショコラ・アソートあの子からの贈りものの超えられない壁 |
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○大学在学中の11年(宝卯)のDNA「玉」の支合年より 本格的に児童文学の創作を始める。 19年(畑亥)のDNA「牽」年に、「ハロー・マイ・フレンド」で、 第2回フレーベル館ものがたり新人賞大賞を受賞。 受賞作を改題し「あの子の秘密」としてデビュー。 20年(鉄子)のDNA「龍」の天冲殺年に、同作で第49回児童文芸新人賞を受賞。 22年(海寅)の主導DNA「貫」の大半会年に「りぼんちゃん」で、 第1回高校生が選ぶ掛川文学賞を受賞している村上雅郁(91-0820/海戌)の 『ショコラ・アソートあの子からの贈りもの』が、 DNA「鳳」の対冲年だった昨年(24年/木辰)の 12月06日(木辰)のDNA「鳳」の対冲重なり日に刊行されている。 デビュー作「あの子の秘密」から 最新作「かなたのif」までの過去5作品を基にしたスピンオフ短編集。 主人公たちの影で輝いていたサブキャラクターたち――瑠璃(キャンドル)、 佑実(かなたのif)、沙希(りぼんちゃん)、美咲(あの子の秘密)、 そしてもう一人の「あの子」――を主役に据え、 「すき」という感情の多様な形、色、深みを濃密に描き出す5つの物語。 各話は、友情の罪悪感に苛まれながらも惹かれる同級生への淡い恋心、 (例: 佑実のエピソード「バカナタの言うとおり」で、 香奈多似の進藤くんに心惹かれつつ過去の後悔で距離を置く葛藤)、 日常のささやかな輝きの中で芽生える純粋な好意、 自己発見を通じた心の揺らぎを、子供たちの視点から繊細かつ情感豊かに紡ぎ、 読者の胸に甘く切ない余韻を残す、チョコレート・アソートのように、 多様な味わいが詰まった「贈りもの」として、すきの本質を問いかける。 バレンタインデーを舞台に、友情・恋心・自己発見の狭間で揺れる 「すき」の多様な形、色、深みを、子供たちの繊細な視点から 切なく甘く描き出すチョコレートのアソートのように、 懐かしくてほろ苦い余韻が胸に残る、感情の贈りもののような一冊。 神奈川県鎌倉市玉縄地区出身で、現在も在住。 現在も家族と同居し、中高生の時に不登校になり、 大学にも通ったようだが大学名や卒業の有無も不明な村上は、 DNA「貫」主導で、かたくなも衝突しようにも守ろうにも深みにはまるだけ。 「貫+調」は、集団行動不得手で、恩義通用せず。 「貫+司」は、意志は強いが、スピード感なし。 「貫+玉」は、その場その場を無理せず切り抜けていきたい人。 才能は「玉」で、学びやその周辺に、母親目線で、 「貫+禄」は、素直になれず演技過剰。 「海+貫+申月」は、自尊心過剰で汚れ仕事は回避する。 「未」年生まれ「海戌」の自己愛の象徴。 生き方を表す伴星は「禄」で、つかみどころのない生きざま。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「司」で、自己裁量。 宿命の特長は、初秋午後四時頃の広い砂浜を所有する 印象的な陽光に照らされた「海」で、それだけ見たら美しい光景。 とはいえ年干「宝」と月干「陽」が干合すると、 年干は「雨」に守護神月干「陽」が「海」に変質してしまい 水性天干一気の成立は、見渡す限りただの海原で見どころなし。 だから内側に閉じこもりがちなのだが、それは賢くない活かし方。 本則は、学びの場に生きて、子丑天冲殺らしく独立せねばならない。 総エネルギー273点は子丑天冲殺らしく身強扱いだが、 自身の水性の守備本能が50点に比して、 習得本能の金性は実に89点もあり、頭でっかちなのか、 はたまたありがた迷惑なのか、一見救いえだらけ。 それでは子丑の良さも活かされずじまいになりやすい。 作家稼業なのに、伝達本能の木性は僅か14点で、ある意味ワンパターン。 にもかかわらず、引力本能の火性は63点で、なんとかなってしまう。 また、闘争本能の土性は57点。これとて、稼働しているのか否か。 年干支の「宝未」は、用心深く懐疑的、自己案件は積極的に語らず。 月干支の「陽申」は、権力志向で自己中心も、直観で空想世界を構築。 そして日干支の「海戌」は、旧家に誕生する努力家でチャレンジャー。 粗野なのに家に呪縛され、人の心は見抜けても行動にうつせない。 家からでねば、いずれ出がらしの人。 干支番号構成は、08-33-59で東方西方北方で南方の柔らかさは実は欠け。 後天運は初旬「4歳草未」が、DNA「調」の刑。 いわゆる少女趣味的な様相強化で、目上との争いありも、 争わぬと消化にならないのが、自家消化では陰転か。父親との確執。 2旬「14歳木午」は、DNA「鳳」の半会で、気が緩めば、不登校。 さらには、年支「未」VS月支「申」につらなる変則方三位の完成。 表現手法の強化で、豊かな趣味という始まり。 3旬「24歳雨巳」は、DNA「石」の仲間作りで、 小学校併設の学童支援で体験観察の抜け目のなさ。 友人関係を描いた作品でデビュー。 今年(25年/草巳)から始まる4旬「34歳海辰」は、主導DNA「貫」の自己確立。 真の意味で己を知れば、納音もあるので、 それまでの暮らしぶりも改められるだろうが、 相変わらず苦悩しながら、過去から脱却できねば、自己崩壊にもなりかねない。 今後は5旬「44歳宝卯」は、DNA「玉」の才能強化の旧い物や過去の支合。 年干支「宝未」の大半会があり、世界が拡がれば、 月干干合は、干合水性天干一気の破格に、進み行く方向の変化で、 地に足がついたような様相は、落ち着きをもたらし、 世間により受け入れやすい性癖となる。 6旬「54歳鉄寅」は、DNA「龍」の半会で、新たな挑戦と成果。 月干支「陽申」の天剋地冲で立場の変化。行けるか上に。 7旬「64歳畑丑」は、DNA「牽」の10年運天冲殺。 何事にも逆らうことなく、流れまかせでいれば、 ありえないような名誉が転がりこんでくる。 8旬「74歳山子」は、DNA「車」の10年運天冲殺。 年支「未」の害もあり、たやすく前に進めない感覚も、 さすがに危険極まりない領域に突入か。 さて、虐待だの介護だのと、それらしい理由をあげながら、 旧い家にしか誕生しない生まれの子丑天冲殺にもかかわらず、 それを度胸で乗りこえず、いつまでも実家から出ることのない、 相当な屈折した様相の村上。 「書きたいことがたくさんあって、だけど能力が追いつかない。」 だって、そりゃそうだよ。手軽に児童に近づいて、ネタ探し。 「誕生日なので年金と国保と市県民税を支払いました。」 と言ってる前に、流れることは容易い「海」なのに、 遠くへ行ってしまえば、なんとかなるものの、 水性の天干一気は、自身が溺れてしまう。 いくら守護神月干「陽」がそばにあり、楽だからといって、 その場所に安住して良いものか。 そこで、世界の矛盾を指摘しつづけるのは悪くはないが、 越えよう壁、違和感はいやだ〜☆ |
■2025年10月07日(火)畑酉 |
櫻木みわ○アカシアの朝の移ろう矛盾 |
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○大学卒業後、フリーターを経て、タイの現地出版社に勤務し、 日本人向けフリーペーパーの編集長を務める。 その後、東ティモール、フランス、インドネシアなどに滞在し帰国。 16年(陽申)「ゲンロン 大森望 SF創作講座」を受講し、 第1回ゲンロンSF新人賞の最終候補に選出され、 18年(山戌)の年干支「山午」の大半会を伴う DNA「調」にの害年に「うつくしい繭」でデビューした 櫻木みわ(78-0405/灯酉)の『アカシアの朝』が、 05月26日(草未)の主導DNA日「龍」日に上梓されている。 少女たちはソウルで夢を見た。 「あなたとわたし ふわふわ遊ぶ 昼も昼も 夜も夜も 真の愛だね あの月はまるい月 山を越えるか わたしはあなたといつでも住める」 K-POPアイドルデビューを夢見て 日本からソウルに単身渡った15歳の日本人少女! 大阪に住んでいた、母子家庭だが、 東京の大手広告代理店で働く離婚した父親の手厚い援助あり。 「アンニョンハセヨ!飯田陽菜、十五歳です。日本の横浜に生まれ、 大阪のエミー・ダンススタジオ出身です」 陽菜が初めて韓国に来た日、空は新品の布で磨きあげた色硝子のように輝いて、 みわたす限り晴れていた。気温は摂氏二六度を超え、 五月なのに夏のような暑さだったが、この国に歓迎してもらっていると感じた。 陽奈が、芸能事務所「ミルカム・エンターテイメント」の 過酷な練習生生活に直面し、厳しいダンス・ボーカルトレーニング、 極端なダイエット制限、睡眠不足と24時間監視のような環境に耐えながら、 韓国人少女・ソユンにルームメイトとして出会い、 陽菜には理由がわからない両親の離婚という傷、 ソユンの貧しい田舎出身と父親の事業失敗による家族の借金問題、 大学進学を諦めた大好きな幼なじみへの思いを夜遅くの会話で共有し、 練習生としての日常の中で徐々に絆を深めて行くが、 事務所の厳格なルールや、日韓の複雑な歴史的緊張 (植民地時代、慰安婦問題、領土争い、南北朝鮮関係、戦争の遺産)が もたらす反日・反韓感情の爆発とSNSでのヘイトスピーチや バッシングに晒され、デビュー候補グループ「Salt」 (サンパウロ出身のリーダー・レイカ、バンコク出身の天真爛漫なプロイ、 優しい韓国出身のチア、非公開練習生のソユン、そして陽奈)内の メンバーの予期せぬ妊娠と排他的発言テープが流出し、空中分解する。 冷静沈着な立場だったソユンは犯人扱いされSNSでバッシングをうけるが、 ソユンは「信じていたものがそうではなかったからか」という理由で死を選ぶ。 残された陽奈は喪失と絶望に陥れるが、 ソユンの死をきっかけにK-POP業界の光と影、 アイドルとして強要される完璧なイメージの残酷さ、 日韓の歴史を肌で感じる重要性を痛感し、三年間の内面的成長を通じて 「自分らしい人間らしいアイドル」を目指す決意を固め、 多国籍練習生仲間や家族の支援を得て、 小さなインディーズグループでデビューを果たし、 事務所内の多様性受容改革や家族の和解を背景に、 成功の証は「才能に努力に加え、人を好きになってはいけない」のだろうか。 答えは「人を舐めないこと、人の醜さも。人の愚かさも。 そして人の深さも舐めないこと」らしい。「地の塩、世の光」。 アカシアの木が並ぶ公園で朝の光を浴びるシーンで 希望と再生の新たな始まりを迎える、ポップだけれども重厚な青春物語。 福岡県内筑豊地区の山の麓に誕生するも、 88年(山辰)のDNA「調」の天冲殺年に 「もっと自然のなかで育てたい」という親の希望で、 さらに山のなかに引きこまれたが、 中学校および高校学校はカトリック系の女子校 (福岡女学院中学校高等学校)の寮生となり。 その後、早稲田大学に入学するも、途中京都に国内留学。 卒業後は、1年間様々なアルバイトして資金を集め、タイに移住。 3年過ごしたのち、フランス人の夫とともに 東ティモール→フランスなどを渡りあるき、 作家をめざすためあっさり離婚して帰国(10年/鉄寅あたり)。 16年(陽申)には「ゲンロン大森望 SF創作講座」を受講。 22年(海寅)のありえないDNA「牽」年には、 日本唯一の淡水湖内の有人島で多数の猫が居住していると言われる 滋賀県近江八幡市沖島町(琵琶湖内の沖島)在住の櫻木は、 DNA「龍」冲殺主導で、常に見直しばかりで落ち着かない。 才能も「龍」だが、横道にそれたり他者とは一線をひいたような、 深まれば逃れるような放浪も、本質は現実性より精神性を重視すべき。 「龍冲+鳳」は、葛藤するのが自然と考え、新たな苦悩を創造し、 何事も真っ直ぐには進まずに、なりゆきまかせ。 「龍冲+禄」は、闇雲で一気に物事を極めようとするが、 視野が広そうで、実は様々なものに影響されやすい寄り道の女王。 「龍冲+調」は、出自に満足せず、呪縛されると逃げだすばかり。 「龍冲+石」は、妙な経済感覚で、計画性があるようで行き当たりばったり。 「灯+龍冲+辰月」は、落ちつかず理屈っぽく陰湿。 「午」年生まれ「灯酉」は、狭視で異性理解不能。 同性頼りな面もあるが、そこに全面的救いは見いだしにくい。 生き方を表す伴星は「車」で、慌ただしく危険にさらされ集団の中での単独。 物事の始めの洩星は「龍」で、共同で始める。 締めにあたる導星は「禄」で、他人の意志や事件で終らされる。 宿命の特長は、晩春午前十時頃の山間の陽光に対抗しようとするかがり火。 あるいは消し忘れた、意味不明瞭な街灯。 真っ当に生きるには、近くに強力な(子丑天冲殺だし)ライバルが輝いており、 ただし、それが冲殺されていることに気づけば、 やってやれないことはなく、ひとまず踏みだせば、あとは自動運転。 総エネルギー207点は、まずまずだが、内側世界の充実、 あるいは他人に惑わされず、感謝奉仕で愛想良くしていれば、 叶わぬ夢もないではないが、 習得本能の木性は僅か20点で、冲殺月支内にあるので不安定。 だから主人公もヨレヨレ。 とはいえ守備本能の火性は80点で、仲間を意識しながらも自己主張。 伝達本能の土性は76点で、表現する世界になじむ。 守護神引力本能の金性は僅か20点も、地支にあるので使用可能。 とはいえ配偶者成分や名誉にかかわる闘争本能は僅か11点で、 しかもこれも冲殺月支の中なので翻弄されやすい。 年干支の「山午」は、スケールが大きいが感情はあらわにせず、 粘るには粘るが、諦めも早く、次の段階へ進む。 月干支の「陽辰」は、表面温厚内面辛辣。アップダウン激しく、裏切りに遭遇。 それをバネにして復調可能。 そして日干支の「灯酉」は、怖いもの知らずの度胸ある人生。 情けに熱く無鉄砲。 干支番号構成は、55-53-34で北方2点西方1点の鋭角領域で、 得意分野を徹底して広げていく。 後天運は、初旬「1歳草卯」が、主導DNA「龍」の自己確立。 早熟で根っからの放浪癖の持ち主で、新しもの好きが山奥に育ったので、 なんとかして抜けだして都会に進出したい、 出自など故郷など、どうなろうと構わないという発想。 2旬「11歳木寅」は、DNA「玉」で存外古くさい傾向は、 言い訳ともとれる中学校からの寮生活。 3旬「21歳雨丑」は、DNA「車」の危険な行動力の半会。 年干「山」と干合すれば、年干は「陽」に10年運は「灯」になり、 干合火性天干一気が成立するので強情となり、 大学在学中に国内留学したかと思えば、 卒業したらタイへ脱出後、東ティモール、フランス、インドネシア放浪。 4旬「31歳海子」は、結婚したフランス人パートナーと、 あっさり離婚して、作家になるために帰国してデビュー。 現在の5旬「41歳宝亥」は、月干干合で進み行く方向性の変化。 守護神金性強化は、生活の安定で、琵琶湖内島に移住。 月干は「海」、日干は「草」になり、念願叶う。 今後は6旬「51歳鉄戌」が、年支「午」の半会に、 月干支天剋地冲を伴う日支の害。 ありえない堅実さは、ありがた迷惑でもあるが、害毒は変わらず。 体調ばかりか、生活に関する異変著しく、苦難。 7旬「61歳畑酉」は、DNA「鳳」の刑。 息切れして、衝突の繰り返し。 8旬「71歳山申」は、DNA「調」の偏りで孤独とはいえ、 冲殺月支半会で、自信だけはありなら、生きながらえる。 さて、櫻木は無鉄砲な生月冲殺の「灯酉」で、一社しか就活せずに二次面接で 「一個しか受けてないなんて落ちたらどうするの」と言われ 「タイに行きます」って言いはなち撃沈。 そこから一年間バイトしてお金を貯め、タイに行くという離れ業。 タイ語学校に通いながら、日本人の実業家の家で、 四人兄弟の国語専門の家庭教師に雇われて週5で通い、 その後、老舗の日本語情報誌のエッセイコンテストに応募したら大賞受賞。 バンコクの日本語メディアの人たちと知り合い、仕事が廻るというような ある意味行き当たりばったりで、負の生月冲殺まっしぐら。 それらが、まるで糧になっていないとは断言しないが、 遥かに遠回りして、身強ではないので、消耗は激しい。 生月冲殺が自己発揮して、あれもこれも手を出せば自滅まっしぐら。 放浪は精神性で学びを極め、現実的に動けたのは若さゆえ。 このまま同じような風情では、そうそうもたないが、 守護神的木性の条件あり天冲殺(24年木辰/25年草巳)を 目一杯に使用しているので、明けたらさすがにくたびれる。 本当に試されるのはこれからだが、 ニセアカシアだって花を咲かせればそれで良い〜☆ |
■2025年10月10日(金)海子 |
橋本麻里○図書館を建てる、図書館で暮らす 本のための家づくりに度肝を抜かす |
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○大学卒業後、草月出版に入社し、現代美術会員誌の編集者として勤務したのち、 フリーのライター・編集者。15年(草未)のDNA「石」年には、 SNSとの連携するNHKの情報番組「NEWSWEB」でレギュラー出演者。 以後、新聞・雑誌への寄稿のほか美術番組の解説などでも幅広く活動。 明治学院大学非常勤講師(日本美術史)などを経て、 16年(陽申)のDNA「鳳」の守護神天冲殺年より永青文庫副館長。 18年(山戌)にDNA「禄」の天剋地冲年は、名古屋芸術大学客員教授。 19年(畑亥)のDNA「司」の干合年には、金沢工業大学客員教授就任。 甘橘山美術館開室長を経て「森の図書館」主宰の橋本麻里(72-1010/木戌)が、 納音年だった昨年(24年/木辰)の12月20日(山午)のDNA「禄」の半会日に、 『図書館を建てる、図書館で暮らす 本のための家づくり』を刊行している。 「図書館のなかで暮らしたい。本好きなら一度は夢見るファンタジー」 敷地面積196.87平米 建築面積73.65平米 延床面積147.88平米 地下/鉄筋コンクリート 地上/木造 着工 19年03月 竣工 19年12月 20年(鉄子)のDNA「車」年から21年(宝丑)に連載していた 「芸術新潮」の「図書館を建てる、図書館で暮らす」を大幅改稿したもので、 一言で言えば、著者が増えすぎた蔵書と快適に生活するために、 土地を取得し、知人に設計を依頼し、 途中パートナーまで現れ同居して紆余曲折しながらも 建物全体が本のために存在するという「森の図書館」という 原則開館目的を伴わない図書館をこさえて、 そこに居住してから5年、日々新刊古書の蔵書が新たに入荷! 館長と司書長の生活の場は今日も賑やか! 貸し出しも訪問も受け付けていない図書館は果たして快適なのだろうか! 「木」の香りと温もりが損なわぬような素晴らしい作品! 小説家の高橋源一郎(51-0101/鉄子※)を父親として東京都内に誕生するが、 程なく神奈川県鎌倉市へ、国際基督教大学教養学部を卒業後、 東京都豊島区池袋などを経て、16年(陽申)から東京都文京区関口、 19年(畑亥)のには神奈川県逗子市に転居。 現在も同市内に居住する橋本は、DNA「牽」主導で、 形にこだわりながら、快適な暮らし向きを追究する。 才能はこの「牽」となり、本への厳粛な奉仕に役割意識。 「牽+玉」は、物静かで伝統に沿いながら新たなものに挑む。 「牽+牽」は、無為無策と思えるような事案も実現してしまう。 「牽+龍」は、芸術創造の世界でのみ工夫を凝らす。 「牽+車」は、忍耐力あるも、無用な案件には粗雑。 「木+牽+戌月」は、子供のように純粋さも後世に残せるものがない。 「子」年生まれ「木戌」は、内外シーソーで内面の充実は仕事に障る。 本来は自分一人で伸び伸び静謐に図書館の主になりたかったに違いない。 生き方を表す伴星は「調」で、他人とは一線を画す奇異な人生。 物事の始めの洩星は「牽」で、目上の引き立て。 締めにあたる導星は「玉」で、目下に止めを刺される。 宿命の特長は、晩秋午後八時頃の波止場の柳のような街路樹。 あるいは岩砂の多い海辺のひょろひょろした植物で、 総エネルギー206点はまずまずも、 守備本能の自身の木性は僅か19点しかない身弱だが、 異様なのは「木戌」であるためで、それ以下でも以上でもない。 伝達本能の守護神火性も26点は頼もしいとはいえず。 これに引力本能の土性も同じ26点で、ひっそりとした図書館か。 とはいえ闘争本能の金性76点はどうしても体裁にこだわるので、 森の図書館も土地探しに設計まで何から何までこだわる。 そして習得本能の水性は59点で、根っからの研究者か。 内外シーソーなので、書庫最優先で居住スペースも何もあったもんではない(笑)。 年干支の「海子」は、知恵や知識を使用する攻撃。 月干支の「鉄戌」は、内面の強烈な闘争心も、どこか野暮ったい。 そして日干支の「木戌」は、感受性溢れる夢想耽美主義者で、 地位や名声より内容を重視するようになると次元が格段にあがるが、 日座冲殺であり異性により身を持ち崩す、究極のさげ●●。 干支番号構成は、49-47-11で北方2点に東方1点。伶俐な領域か。 後天運は、初旬「1歳畑酉」は、堅実無比なDNA「司」は強調された 初旬干合10年運天冲殺でありながら、干合支害でもあるので、 終生なにかの犠牲であったり、裏切られる対象。 ここでは、両親の離婚で引越など余儀なくされた抵抗不能の時期。 自分はそうなってはならないと地道な様相を付加された。 2旬「11歳山申」は、DNA「禄」のありえない引力本能で、 学びの方向性も未来の仕事も、引きよせては放出する時代。 3旬「21歳灯未」は、DNA「調」の守護神火性の強化も、 受け入れ態勢はあったものの、 社会参加時に年干支の干合支害は辛かっただろうが、 それは後年に役立っていたはずだし、ここでも倒れた訳ではなく、 周り回って自身の木性強化までたどりつけたかもしれない。 4旬「31歳陽午」は、DNA「鳳」の半会で我が世の春。 なにひとつとまではいかないが順調すぎた充実期。 5旬「41歳草巳」は、DNA「石」で月干干合で進み行く方向の変化。 ここでは、修道院のような森の図書館建設の着想で、木性強化。 とはいえ仲間というか、おしかけなのか同居者が現れる。 現在の6旬「51歳木辰」は、DNA「貫」の納音。 守るべき対象の書籍は充実して木性強化されて嬉々とするが、 精神性はそのままにして現実面の崩壊あり。 まさかの図書館崩壊では洒落にならないが、何が起きても驚かない。 7旬「61歳雨卯」は、DNA「玉」の温故知新の支合。 過去や旧いものとの縁が濃厚となり、あらためて足元を見つめ直す。 8旬「71歳海寅」は、DNA「龍」の半会で、あらたな挑戦成果ありだが、 自身の劣化も著しく、まさかの思い残すありの今生の別れは早すぎる。 さて、橋本の月干支「鉄戌」は、父親の高橋の年干支「鉄寅」を大半会するので、 潜在的には尊敬の念もあり、高橋も自慢の娘であろうが、 最初の結婚で躓いたために、その後のあまたの女性遍歴のもとになった。 離婚が良いとか悪いとかではなく、「木戌」の娘が誕生するということは、 時期や関係性に問題があったとしか考えようがなく、こればかりはやむなし。 さて、共著者で急激に橋本に近づいて同居までなしとげた 文筆業・ゲーム作家で、慶應義塾大学環境情報学部を卒業後は、 光栄(現コーエーテクモゲームス)入社。 ゲーム制作を経て04年(木申)にフリーランス。 19年(畑亥)に金沢工業大学客員教授、立命館大学先端総合学術研究課講師。 ここで同じく金沢工業大学客員教授の橋本の干合年で、まんまと関係を構築し、 21年(宝丑)より東京科学大学リベラルアーツ研究教育院教授で、 日本図書設計家協会客員会員で、日本文藝家協会会員の 山本貴光(71-0125/鉄戌)に触れておく。 大半会もあり、仲間としては一見悪くなさそうだが、 木性ゼロ(DNA禄/司なし)は、配偶者成分なく冷徹で、 弱者ともいえなくない橋本に斬りかかる厄介者で、 なにがよいのか全く疑問以前に、「木戌」は異性の気を吸い取ったり、 使い物にならなくしてしまうとんだ下げ●●で、そもそも内外シーソーならば、 この不可解な共同生活には、滅亡の予感しかないし、 「森の図書館」構想には陰りが生じ「書庫アパート」は増設は本末転倒。 橋本は一刻も早く気づいて関係解消し、追い出さねば身が持たぬだろうが、 因縁のついた場所を消毒するくらいで立ち直れるのか疑問で、 いつかこの恥に気づくこともあるだろう!徒然なるままではすまない〜☆ |
橋本麻里○72-1010 |
木鉄海灯 戌戌子-1 龍車牽牽玉(牽主導) 木性(19)火性(26)土性(26)金性(76)水性(59)/総合206 申酉日座冲殺/天冲殺(1歳畑酉/11歳山申) 干合支害(1歳畑酉)/納音(51歳木辰)/内外シーソー 木性脆弱/火性脆弱/土性脆弱/金性過多 -1歳畑酉/11歳山申/21歳灯未/31歳陽午/41歳草巳/51歳木辰/61歳雨卯/71歳海寅〜 |
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■2025年10月15日(水)灯巳 |
飛鳥部勝則○抹殺ゴスゴッズに不足する熱気 |
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○98年(山寅)のDNA「龍」の半会年に、 「殉教カテリナ車輪」で第9回鮎川哲也賞を受賞し、同年作家デビュー。 同作は「このミステリーがすごい!」で第12位、 「本格ミステリ・ベスト10」で第3位と高く評価。 02年(海午)のDNA「鳳」の対冲年には、銀座にある画廊宮坂で個展を開く。 日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブ、変格ミステリ作家クラブ、各会員。 10年(鉄寅)のDNA「貫」年の「黒と愛」以来長編作品発表が途絶えていたが、 今年(25年/草巳)のDNA「司」の干合年の夢の中で、 飛鳥部勝則(64-1018/鉄子)が15年ぶりの長編作品 『抹殺ゴスゴッズ』を、08月20日(宝酉)のDNA「石」日に上梓。 「ゴシック復興3部作」シリーズに連なり、 その構想だけが明らかにされていた幻の新作が完成し令和の世に新生した。 高校の入学式の当日から、学校に神の本をもちこむような少年。 神とはまた違ったゴッド。キリスト教の唯一神と八百万の神とは違う。 流行り物が好きでないゴッドが好きな高校生の詩郎が出逢った、 「コドクオ」という自己が空想で創ったはずの神の正体とは……!? 父親はオヤジ狩りにあい、同級生女子は全裸殺害され、蟲毒王は出現するのか! 地元の名士が殺害され、脅迫していたという謎の怪人・蠱毒王とは何者か……!? 二つの迷宮的事件が複雑怪奇に絡み合い、恐ろしきカタストロフィが待ち受ける! 「結局、アートは才能というものだよ。」 「あなたのこと、また好きになってもいいですか。 もう一度、最初から、あなたのこと好きになっていいですか」 これは、この世界の話ではない。 新潟県南魚沼郡塩沢町誕生。新潟県立六日町高等学校、新潟大学教育学部卒業し、 新潟大学大学院教育学研究科修了後、 新潟県立高校の美術教師として働くかたわら、 洋画家として独立展、西脇市サムホール大賞展、県展、県芸展などに入選。 コシヒカリの原産地ばかりか、世界最大級の野外アート展として知られる 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の開催地である 新潟県十日町市在住の飛鳥部は、 DNA「牽」主導で無形の形づくりにこだわりをもつ。 自己愛の象徴で、格好つけたがり屋。 才能は主導する「牽」で、役割意識濃密。 「牽+調」は、内面の気品を裏切るような一風変わった豪胆家。 「調+調」は、想念が哲学的で、常識は通用せず。 「牽+禄」は、実務家で社会常識あり組織の中枢。 「禄+禄」は、時間をかけて信用を獲得するが本質は孤独。 「鉄+牽+戌月」は、いぶし銀のような畏くも老いた性情。 「辰」年生まれ「鉄子」は、原則受身。 生き方を表す伴星は「玉」で、生涯教育者。 物事の始めの洩星は「調」で、離別から始まる。 締めにあたる導星は「牽」で、名を成す。 宿命の特長は、晩秋午後八時頃の深い森に隠匿された武器。 総エネルギー202点と、それなりも、 守備本能の自身の金性は40点で、守りは万全とも言えずも、 攻めに転じているときの引力本能の木性は61点なので、 手に余りながらも、その気になれば存分な蓄え。 とはいえ守護神火性の闘争本能は戦っていながら僅か15点で劣勢なのか、 主題が混沌として簡単明瞭でないので、名誉が輝くわけでもない。 習得本能の土性は36点で教師ならばともかく 創造者としての作家と兼業時代は疲労困憊であったのではないか。 伝達本能の水性は50点で全力で遊びみたいに力をだしきる。 年干支「木辰」VS日干支「木戌」の納音は、表層的秘密。 生年冲殺で、望む望まずは別にして、一定の評価に縛られる吐露できない思い。 年支「辰」VS日支「子」の半会があるため、 即座に結論をだせるようなら、生年冲殺が効いて、良き仕事人人生。 時間をかけてぐずぐずしていると、不穏な空気が充満する。 年干支の「木辰」は、畏怖する対象には、証拠抜きで確信を持ち、 自己顕示欲強力なわりには控えめな印象で、内側に闘争心宿る。 月干支の「木戌」は、苦労は絶えないが優れた感受性が人を惹きつける。 焦らずジックリと目標達成へ向け努力し、理念に基づいた自尊心際立つ。 そして日干支の「鉄子」は、若くして老成し、守備本能がはたらき非積極性だが、 自己陶酔する傾向で、明るくはないが妙な冷静さ奥底に潜ませる。 干支番号構成は、41-11-37で西方2点に東方1点の鋭角領域。 後天運は、初旬「7歳草亥」が、木性強化のDNA「司」干合ので、 変に生真面目な思い詰めるような傾向の特別条件付10年運天冲殺で、 月支「戌」VS日支「子」の狭間を埋める変則方三位もあり、 内側世界の充実を図る傾向で、仕事以外にも何らかの異様さを発揮する。 2旬「17歳陽子」は、DNA「車」の守護神で、社会参加と急激な稼働力。 3旬「27歳灯丑」は、主導DNA「牽」の守護神支合で、自己確立と野望実現。 ここが作家キャリアの始まりで、大いに注目される。 4旬「37歳山寅」は、DNA「龍」の新たな挑戦。画廊で個展。 5旬「47歳畑卯」は、DNA「玉」の深みにつかる。 年干と月干の干合で、進み行く方向性の変化で、地域と密接になり、距離を置く。 現在の6旬「57歳鉄辰」は、DNA「貫」の大半会の、10年運天冲殺で、 定年を迎え、余裕が生まれて、濃密な作家活動再開。 今後は7旬「67歳宝巳」は、DNA「石」の仲間を意識したり、 政治的な方向に自然と舵が切られる10年運天冲殺。 8旬「77歳海午」は、DNA「鳳」の対冲で息切れで、緩やかか急激になるかは、 20年間の10年運天冲殺の評価に対する感謝や過ごし方にもよる。 さて、飛鳥部は公務員と作家や美術家など複数の顔をもつためもあり、 私生活は全く不透明、これは生年冲殺としては合格だが、 表向きに納音があるため、より秘密を持つようになる。 木性が多いので金銭物資欲はあろうが、配偶者成分過多は、 多くの異性に縁がないとすれば、隠しておきたい存在である。 つまり「木」に隠れて年支「辰」内の「草」がそれで、 仕事世界で知り合ったり、紹介されて得た配偶者ありだろう。 とはいえ、深部に座するので、地味な存在なのだ。 このあたりは、辰巳天冲殺なのに、親などの都合と経済的理由から、 生地生家のある土地から離れなかったことにもつながる。 個人的な大成功だけを考慮すれば、出た方が圧倒的に良いのに決まっているが、 おっかなびっくりで、いつまでも老成した少年でいたいのだからやむなし〜☆ |
■2025年10月17日(金)畑未 |
伊与原新○翠雨の人に献身の思いをはせて虹を魅せる |
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○富山大学助教時代の、律音の人生の折返し地点だった10年(鉄寅)に、 「お台場アイランドベイビー」で、 第30回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。 19年(畑亥)のDNA「玉」年に「月まで三キロ」で、 第38回新田次郎文学賞および第8回静岡書店大賞小説部門を受賞。 21年(宝丑)のDNA「石」の変則方三位年には、 「八月の銀の雪」で第164回直木賞候補。 24年(木辰)のDNA「禄」年には「宙わたる教室」が、 NHK総合「ドラマ10」枠でドラマ化。 同年最後の最後のDNA「牽」の変則方三位月(灯丑)の天剋地冲日には、 「藍を継ぐ海」で、第172回直木賞(25-0115/木申)を受賞した 伊与原新(72-1026/鉄寅)が、22年(宝丑)のDNA「石」の変則方三位年から、 新潮社の雑誌「波」に、女性科学者の猿橋勝子(1920-0322/畑卯)の人生を 2年間にわたり連載してきた『翠雨の人』が、 07月30日(鉄子)のDNA「貫」日に上梓された。 私は闘う。科学だけが導いてくれる真実を手に――。 「雨とは何だろう。なぜ降るのだろう」。 少女時代に雨の原理に素朴な疑問を抱き、 女性が理系の教育を受ける機会に恵まれなかった時代に、 科学の道を志した「車」主導の火性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人で、 生年冲殺にして「申」年生まれ「畑卯」は、勝負師の気概という猿橋勝子。 父親は電気技師、歳の離れた兄は東横電鉄の劇場部勤務。 当時の女性の大半は、二十歳ぐらいで見合いをして家庭に入る。 第六高女(現/東京都立三田高校)に港区白金三光町まで徒歩で通学する彼女は、 「結婚のことはともかく、一生続けられる仕事を持ちたい」と考えていた。 そして医学の道へ進む希望を持っていたが、 試験の難関さより、まず両親を説得することが気持ちを萎縮させた。 まずは生命保険会社に就職させられ事務職をしていたが、 ようやく受験にこぎけ面接に臨んだところ憧れの女性に軽くいなされたため、 東京女子医専ではなく、数学と物理が得意なこともあり、 新設校の帝國女子理学専門学校に進学し、キューリー夫人の学びの姿勢に感銘し、 やがて中央気象台に嘱託採用され、戦後は東京都杉並区馬橋の気象研で、 微量分析の達人と評価され、正規の研究者に昇格し、 アメリカのビキニ水爆実験の「死の灰」による放射能汚染の測定にたずさわり、 アメリカが主張するよりも放射能汚染が深刻であることを証明。 勝子の研究成果は、後年、核実験の抑止につながる影響を国際社会に与えた。 (80年/鉄申)に退官後は私財を投入し「女性科学者に明るい未来をの会」を設立し、 年に一度女性科学者を支援する猿橋賞で、後進の育成に当り研究を愛した 実在の女性科学者の先駆けの、生涯にわたる科学への情熱を甦られる奮闘記。 科学への探究心が社会を変え、人を育てる。そんな話だ。 大阪府吹田市出身で、大阪教育大学附属天王寺中学校、 大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎卒業し、 神戸大学理学部地球科学科(現/惑星学科)を卒業し、 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。 01年学位は博士(理学)、専門は地球惑星物理学。 大学院では地球磁場の研究を行い、大学院修了後、半年フランスへ。 その後、富山大学に就職が決まり帰国。 11年(宝卯)のDNA「石」年に、富山大学を辞し上京し、 専業作家となった伊与原は、DNA「龍」主導で、疑念を形に変える。 才能も「龍」で、あらゆる角度から観察する。 「龍+調」は、容易く満足しないため、念入りあるいは確証が欲しい。 「龍+禄」は、教養に裏付けられた探究心ありも、一時にあれもこれも出来ず。 「龍+鳳」は、内面の葛藤を吐露する。 「龍+貫」は、忍耐力あり、短時間で結論をださず。 「鉄+龍+戌月」は、時間をかけて完成に向かう行儀の良い明るさ。 「子」年生まれ「鉄寅」は、他人の助けあり。 生き方を表す伴星は「牽」で、知られていない事象を世間に拡げる。 物事の始めの洩星は「龍」で、故郷との別離。 締めにあたる導星は「禄」で、他人がまとめる。 宿命の特長は、晩秋午後十時頃の仕事をおえ波止場に停泊する連絡船。 あるいは並行した桟橋なりマリーナや停泊所。 総エネルギー180点と身弱ながら、守備本能の自身の金性44点と相応。 伝達本能の水性は52点もあり、力はだしきるものの、 引力本能の木性は僅かに24点と評価は微妙で妥当とは言えない。 また守護神火性の闘争本能は、同様に26点で物静か。 とはいえ、月支「戌」VS日支「寅」の半会で、 火性は生成できないことはないので、結果にこだわりたい。 習得本能で主導する土性は34点で、ほどほど。 内側に「鉄」の衝突があると見せかけて、大半会になっているので、 存外奥行きのある引き出しは重宝するのだろう。 年干支の「海子」は、頭脳明晰で庶民の知恵でおだてに弱いが、 怒ると運気が急降下する傾向。 月干支の「鉄戌」は、遠慮せずの攻めに危機察知能力は秀でる。 強烈な闘争心は怪我や大病を乗りこえて、大成する。 そして日干支の「鉄寅」は、理想が高く現実との差に苦悩するが、 変貌自在の二面性を発揮出来れば、現実逃避せずにすむ。 干支番号構成は、49-47-27で北方2点と南方1点の狭量領域で得意分野に特化。 後天運は、初旬「4歳宝亥」がDNA「石」の仲間意識の付加で、 月支「戌」と年支「子」の間を埋める変則方三位の完成で、 内側の半会に支えながらも、外側世界に向かって行く方向。 凡庸ではないが出自次第で、主導DNAが活かされその後が決まるような傾向。 2旬「14歳海子」は、DNA「鳳」で中庸精神磨く。 主導する「龍」を活かす趣味のようなものであれば、落ちない。 3旬「24歳雨丑」は、DNA「調」で丁寧な感性。 年支「子」VS日支「寅」の狭間を埋める変則方三位で、鬼門通過。 地球磁場の研究で大学院から主導DNAを活かし留学もあり、首尾良く就職先確保。 4旬「34歳木寅」は、DNA「禄」の木性強化で、学問の世界で行き詰まり、 試しに書いたミステリーが評価され、大学を辞して上京。 ターボ運(子丑天冲殺廻り)も始まり、目立つようになる。 現在は5旬「44歳草卯」の最終コーナーでDNA「司」の干合は、 引力本能が際立ち、新田次郎文学賞から直木賞まで受賞。 月干も日干も同時干合で、立場も次元も一気にあがる。 来年(26年/陽午)から始まる6旬「54歳陽辰」は、DNA「車」。 特に初っぱなは三合会局まであるダブル守護神(但し天冲殺の夢の中)で、 感謝を怠らなければ、とてつもない稼働力でフル稼働。 7旬「64歳灯巳」は、DNA「牽」の害で、ありがた迷惑や加齢なりの疾病だが、 不名誉な事態にならぬように、自身の役割をになっていくべきだろう。 8旬「74歳山午」は、主導DNA天冲殺三合会局。 自身の才能を完全消化しながら、自己確立。 あらたな方向性も示されたら、迷わず従って行きたい。 さて、5年程前の発言で「朝7時くらいに起きて子供たちを保育園に連れていき」 と複数の子供がいることを明かしているが、 「9時か10時くらいから仕事をして、お昼ご飯をはさんで、 子供たちが帰ってくる6時くらいまで書いている、という感じですかね。」 と子育てに奮闘している姿を明かしているが 「子供の世話をしたら疲れきって夜は寝てしまう。 昔は夜中に頭が冴えてくるタイプだったんですけれど、今は全然無理で」となり、 そこには妻となる存在が見えてこない。 木性は家庭や内側世界の充実により、仕事もはかどるものだが、 妻が外で仕事をしているのか、何らかの事情で別離したのか不明だが、 正式な配偶者成分の「草」がないため意識できないのか。 富山大学に就職したのが03年(雨未)の条件なし天冲殺なので、 方向性が変化するのは理解出来るが、目下縁の薄い午未天冲殺が、 子供の世話に明け暮れてでは、思春期を迎え意識の衝突もでてくれば、 同じようなペースではいずれ破綻してしまう。大丈夫か〜☆ |
■2025年10月21日(火)雨亥 |
戸田義長○吉原面番所手控の儚くせつない物語 |
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○17年(灯酉)のありえない干合火性年に、 筆名「左義長」で応募した「恋牡丹」が第27回鮎川哲也賞最終候補作となった。 同回は、今村昌弘「屍人荘の殺人」が受賞作、 一本木透「だから殺せなかった」が優秀賞となり、「恋牡丹」は第三席だったが、 18年(山戌)のDNA「車」の変則干合木性天干一気天冲殺に、 同作を大幅に改稿してデビューした戸田義長(63-1125/海申)の 『吉原面番所手控』が、昨年(24年/木辰)のDNA「鳳」の半会年の 10月30日(灯卯)のありえない火性の干合日に上梓されている。 すべての事件を解決したのは、花魁なのだ。 40年間、吉原面番所を勤め上げた隠密廻り同心の木島平九郎。 後添えに行き場のない年季上がりの元花魁を妻に迎えるほど吉原に根ざし、 周辺から高い評価を受ける彼だが、自身の黄泉への旅立ちを前にして、 花魁の立場を守り、三代続いた妓楼をたたむまで追い込まれた 相模屋の楼主を前に胸に秘めた真実を語り始める。 難解な数々の事件を解決したのは、 みすずと呼ばれ禿の頃より賢くて信頼関係を気づいてきた夕顔という花魁。 夕顔の心中事件の謎に迫り、回想は彼女の少女時代の親との関わりまで飛ぶ。 江戸幕府公認の遊郭であった吉原。 町奉行の支配下に置かれ、一風変わった秩序を保っていた。 「誰もが己が一番可愛い。その可愛い自分を守るために 些細なりとも誰かに犠牲を強い、その犠牲の上に生きていく・・・・ そうしてあくまでも己の幸せを得ようとする。 人はそんな弱い罪作りな生き物なのだ」 前途ある心優しき少年の未来を案じ、自ら死を選んだ彼女の出自には、心は傷む。 花魁たちの切なさが溢れる、人情味染み入る渾身の作。 東京都出身で、早稲田大学を卒業したこと以外は皆目不明の戸田は、 DNA「貫」冲殺主導で、一途でいたいと願っても叶わぬ性癖で、 守備本能はあるようでないものを逆手にとって成り行きまかせ。 「貫冲+調」は、都合の良い時、必要に応じて恩義を活用。 「貫冲+龍」は、落ち着くことなく時に華美に、時空を想像で飛び超える。 才能は「龍」で、疑り深く、裏の裏まで読む。 「貫冲+石」は、限定されたり小集団の独裁者で、必要に応じ他者と融合。 「石+石」は、仲間を上手く使いながら、何でも呑み込む。 「海+貫冲+亥月」は、収支が合いづらく、帳尻合わせをするしかない。 「卯」年生まれ「海申」は、自己矛盾なし。 生き方を表す伴星は「車」で、危険を厭わない単独行動。 物事の始めの洩星は「龍」で、生地生家を飛びだして。 締めにあたる導星は「調」で、口うるさい老年。 宿命の特長は、初冬土砂降りの雨に降られる厳しい「海」なり、 大川が流れ込む汽水域の河口。 年干支「雨卯」VS月干支「雨亥」の大半会があるので、 常に氾濫を恐れを感じながらも前に進むしかなく、 結果を考えたら月支「亥」VS日支「申」の害もあるので、 やっていられないし、都合良くあとからでも、しれっと訂正する。 総エネルギー180点だけは身弱の部類だが、 さすがに冬生まれで自身の水性112点の守備本能あるばかりか、 天干はすべて水性という天干一気では手がつけられぬほどの勢い。 その天干一気にしても、雨×2ありの「海」なので清濁併せ呑む。 生月冲殺のノリの良さで、とことんテキトーに進む。 伝達本能の木性は38点で、出し惜しみはなく適度に調節。 引力本能の火性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人は、 欲をださねば財はなく、無限大の奉仕や感謝あれば潤うが、 配偶者成分もないので、経済か家庭かの二択になりやすい。 闘争本能の土性は僅か12点で、存在そのものは脅威で、 取材で動き廻ったり、熱心に仕事に没頭というものでもない。 習得本能の金性も18点しかなく、良きワンパターン。 この金性は地支「申」内のため害に侵されており変化球。 年干支の「雨卯」は、貴族かという優男。 迫力に欠け悪者に見せないのが味噌で、一見常識家。 月干支の「雨亥」は、自己の得意分野でしか勝負せず。 他者への影響力は強い頑固者だが、用心深く小心者の面もあり。 そして日干支の「海申」は、回りくどいことが嫌いな直球勝負。 攻撃的で気楽に生きれば難はない。 干支番号構成は、40-60-09で西方北方東方で、 熱気や明るさを主張する南方皆無の領域。 初旬「6歳海戌」は、10年運天冲殺に、主導DNA「貫」で早くも自己確立。 さらには、ほぼ生涯ターボ運(子丑天冲殺廻り)で、何をしても目立ってしまう。 神童か悪がきかのいずれかで、無我夢中なりボロボロになりながらも自意識過剰。 2旬「16歳宝酉」は、DNA「玉」で、金性強化で進学から社会参加。 3旬「26歳鉄申」は、DNA「龍」で、狭い範囲で動き廻ることの多い生活。 4旬「36歳畑未」は、DNA「牽」の役割強化。 年支「卯」に月支「亥」のからむ三合会局で、それなりの責任。 5旬「46歳山午」は、DNA「車」で、年干と月干の変化は進み行く方向大変化。 水性天干一気は破格となるが、10年運に干合された年干に月干は「灯」となり、 これが10年運の「陽」と共にありえない火性の出現ばかりか、 なんらかの変化後は、干合年干と月干「灯」が、日干「海」と二次干合となり、 年干と月干は「草」に日干は「木」の木性天干一気となり、 それまでの勢い任せから、動かざること山の如しのような不気味な静寂となる。 現在の6旬「56歳灯巳」は、ありえない火性のDNA「司」の干合支合で、 宿命害切れに天干一気破格は、熱気ありとなり、 野人の努力も結実して、デビューにこぎつける。 今後は7旬「66歳陽辰」は、ありえない火性のDNA「禄」の半会で、 我が世の春のような話題になりかた。感謝奉仕愛想あれば、爆発的成功。 8旬「76歳草卯」は、DNA「鳳」のゆとり。 さすがに力も萎えて、のんびりしたい晩年だろう。 さて、戸田は江戸文化歴史検定1級を所持するが、 なぜ時代劇ミステリーを書くかと言えば、 現代を舞台にしたら「焼き直し」「パクリ」などと非難されかねないネタを、 時代ミステリにすることによって「辛うじて作品化」できてとし、 江戸時代だからこそ成立するトリックとなるよう工夫もあり、 現代でも成立するのであれば、時代ミステリにする必然性がないので、 さすがに水性天干一気で知能優秀な野人の真骨頂ではないか。 そこに行かずとも文献だけで、あとは縦横無尽な気楽な創作力で、 嘘も真しやかにつけば、それは嘘どころか真実に近くなるというものだろう〜☆ |
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コラム総合○目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜) |
さ く い ん ○ |
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移 動 祝 祭 日○ 2 0 2 5 年/ 草 巳 |
25年01月分● 25年02月分● 25年03月分● 25年04月分● 25年05月分● 25年06月分● 25年07月分● 25年08月分● 25年09月分● 25年10月分● 25年11月分● 25年12月分● |
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